香港人男性は世界の平均寿命ランキング1位!なぜ日本人より上?

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2016.05.06

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世界の平均寿命ランキング(2014年厚生労働省)によると、男性の1位は香港で3位が日本、女性は日本が1位で香港が2位。日本だけでなく、香港もなかなかの長寿国なのです。

4月に出版された『世界一の養生ごはん』(小学館)の著者であり、中医学美容学博士の楊さちこ先生いわく、香港の人は「死ぬまで元気、が当たり前!」なのだとか。

そのヒミツを探っていきたいと思います。

■病気になる前に食べもので整える

ちょっとした不調は食べもので整えて、お薬は本当の病気になってから。それが中医学の考え方です。

私たちの体には、健康な状態と病気の状態以外に「健康でもないけどお医者さんにかかるほどの病気でもない」という状態があります。

人間はこのグレーゾーンともいえる状態から、「四季の移り変わりに伴う気候や気温の変化や、人間関係による心の摩耗、ちょっとした身体のクセ、年齢を重ねる」などが重なってだんだん病気に近づいていきます。

だからこそ、毎日ちょっとずつ不調をリセットしていくためには、毎日食べるものが大切なんですね。

■楊さちこ先生が語る理想の食生活

毎日食べるものが大切だといっても、実際にはどういうものがいいのでしょうか?

楊さちこ先生は、以下の7つが重要だといいます。

(1)一物全体を食べる(丸ごと、すなわち皮などもそのまま食べて、サプリメントのように抽出したものではなく、食べものとして食べましょうということ)

(2)消化しやすいもの

(3)栄養補給しやすいもの

(4)水分補給しやすいもの

(5)老廃物をきちんと排出できるもの

(6)季節に沿ったもの、そしてなにより

(7)温かいものを食べること

そのため、香港人は毎日スープを飲むのです。

各家庭でお母さんは家族の体調や季節に合わせて毎日スープをつくります。外食してきた日でも、おうちに帰ったらスープは飲まなければなりません。

また、家庭の食事では取り皿がスープのお碗なので、まずスープを飲まなければ他のごはんやおかずを食べることができないのです。そしてポイントはほんの少しの塩で味つけすること。だから素材そのものを味わえるんですね。

■健康長寿生活にはチキンスープ!

スープを毎日つくるのは、正直ハードルが高いことですよね。そこで、チキンスープを鍋たっぷり作り、小分けにしておいたらいいのです。

チキンスープは美肌に、運動後の肉体管理に、生活習慣病予防に、ダイエットに最適です。そして消化吸収がよく、脂っぽすぎないのでご年配にも子どもにもいいという、まさに万能スープ。

チキンスープがあれば、そこに具材を足して季節に合わせたスープができますし、水分補給代わりに気分転換にスープだけ飲んでもOK。もちろん出汁をとったあとの具材だって食べられます。

用意するものは、できれば丸鶏。難しければむね肉、もも肉、手羽肉など部位別に売られているものでも問題ありません。丸鶏も大きなスーパーなどで買えますね。

生姜を2スライスと塩を少々入れて、沸騰したら中火で、丸鶏なら30~45分程、部位別のお肉なら20~30分ほど煮ます。

お水は丸鶏なら2リットルほど、部位別のお肉なら500~600gで1リットルほど入れてください。できたスープは冷凍なら約1ヶ月、冷蔵で夏なら2~3日、冬は1週間ほどもちます。

スープをいつものごはんにプラスするだけ。

みなさんも健康長寿生活をはじめてみませんか? この『世界一の養生ごはん』には季節別、症状別のスープのレシピがたくさん載っているので、ぜひ一度見てみてほしいです。

日本の昔ながらの食生活には、お味噌汁がありますね。もちろんお味噌汁を毎日飲むのでもいいでしょう。これからの暑い季節に備え、身体を温かいスープや味噌汁でいたわって生活していきましょう。

(文/料理家・まつながなお)

 

【参考】

楊さちこ(2016)『世界一の養生ごはん』小学館

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