検挙数が去年785件!児童虐待について考えさせられる漫画7選

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2016.05.07

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児童虐待のニュースは一向に減りません。

これだけ多くのメディアに取り上げられているにも関わらず、2015年の児童虐待事件の検挙数は785件、被害児童は807人とどちらも過去最悪の数字を記録しています。

しかし、これは氷山の一角に過ぎないでしょう。虐待されているのにもかかわらず、発見されず苦しんでいる児童は確実に存在します。

もしかしたらみなさんの近くでも、虐待が行われているかもしれません。周囲で起こっている虐待に気づくためには、それ相応の知識が必要なのではないでしょうか?

大事なのは知ること。

そこで今回は、児童虐待について考えさせられる7種の漫画をご紹介します。

■1:『ちいさいひと 青葉児童相談所物語』(夾竹桃ジン)

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虐待や暴力から生き延びてきた過去を持つ主人公。大人になった彼は、児童福祉司として1人でも多くの子どもを救うために奮闘します。

育児放棄に焦点を当てた物語。リアルな描写は目を反らしたくなりますが、とても考えさせられます。

■2:『母になるのがおそろしい』(ヤマダカナン)

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男性依存症の母をもち、義父からのわいせつ行為、ネグレクトを受けて育った作者が描くノンフィクションコミックエッセイ。

30代になった著者は家庭を持ちますが、出産する決心がつきません。それは無意識下で、自分も母のような母親になるのではないかという恐怖があるから。

母親と自分は違う人格であることを確かめるために、これまでの半生を振り返るためのコミックエッセイ。機能不全家族で育った著者の実体験は、いまリアルに苦しんでいる誰かの救いになるかもしれません。

■3:『サボテンの花』(小金井すず)

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社団法人チャイルド・セーフティネット協会の協力のもと、実際に起きた児童虐待事件を基にした無料アプリコミック。

児童虐待に至ってしまう経緯や、周囲で児童虐待が起こってしまったときの行動などを漫画でわかりやすく表現しています。専門用語の解説もあり、里親や施設についても書かれている本作は、児童虐待について学ぶのに最適です。

少しでも子度もの虐待について理解を深めたいという方は、ぜひ読んでみてきださい。

■4:『period』(吉野朔実)

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父親のDVが原因で母親が出て行ってしまい、残された幼い兄弟の物語。

毎日父親の暴力に耐えていた二人でしたが、父親は“ある事故”が原因で、別人のように穏やかになり入退院を繰り返すようになります。そんな父親はやがて2人を育てることを諦め、家を売ってお金をつくり、2人に託します。

父の影に支配されながらも2人で生きる兄弟は安住の地を求め流転を続けるのです。果たして兄弟の人生に平穏というピリオドが打たれる日は来るのでしょうか?

人々の心に迫った作品です。

■5:『毒親育ち』(松本耳子)

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親との関係に苦しみ、生きづらさを抱えるすべての人に送る、どこまでも残念な“毒親”との半生を綴った衝撃のコミックエッセイ。

「できない」を許してくれない母と、反社会的で家庭を顧みない父。親による精神的な呪縛によって地獄のような青春時代を送った著者が、毒親から解放される「心のデトックス方」に辿り着くまでを描いた作品です。

身体的な暴力がなくても、心への暴力が子どもに悪影響をおよぼすということが改めてわかる作品です。

■6:『凍りついた瞳(め)―子ども虐待ドキュメンタリー』(ささやななえ)

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「子ども虐待」の現実を描いたドキュメンタリーコミック。暴力、放置、性的虐待など、さまざまな虐待の事例を具体的に漫画化しています。

1994年9月~1995年7月にコミック誌に掲載された作品が収録されていますが、10年以上たったいまでも児童虐待の現状や悲惨さは変わっていないと思い知らされる作品です。

何年経っても風化しない、読むべき作品だと思います。

■7:『ゆがみちゃん 毒家族からの脱出コミックエッセイ』(原わた)

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家族に苦しんでいた著者が送るコミックエッセイ。元はWEBで連載されていた人気コミックを書籍化したものです。

かわいい絵とは裏腹に、内容はショッキング。兄妹を差別し、妹を否定する母親。暴力によって子どもを支配しようとする父。新興宗教に入るよう家族に強要する祖母。大人に見つからないよう妹をいじめる兄。

逃げ場のない家から逃げ出すことではじまる、自分を取り戻すための「解毒」の闘いを描きます。

同じような境遇を持った人から支持された本作。家族にトラウマを持つ人は解毒のために、これから親になる人には毒親にならないために、ぜひ読んでほしい作品です。

自治体や民間団体に頼ってばかりでは、児童虐待を減らすことはできません。いちばん必要なのは地域の目ではないでしょうか?

今回紹介した作品を通じて、もう一度児童虐待について考えてみてください。

(文/堀江くらは)

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