FP直伝!地味だけど「浪費癖でもお金が貯まる」3つのポイント

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2016.05.24

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貯蓄の金額と収入に、絶対的な相関関係はありません。

「年収800万円でも貯蓄がない」「年収350万円でも1,000万円以上貯蓄がある」

こんなことは本当に珍しくないのです。

では、どうしてお金が貯まる人と貯まらない人がいるのでしょうか?

■浪費癖を治すのは相当難しい

前回は、そのお金の習慣をポイントにお話ししました。

しかし「こんな習慣だからお金が貯まらないんです!」といったところでなにも解決しません。

お金が貯まらないいちばんの原因は「浪費癖」です。「癖」である以上、それを治すのは並大抵のことではありません。

ちなみに「浪費癖」という言葉を聞いて「私のことじゃない。私、そんなに贅沢しないから……」と思った人は危険です。

「高額なものを買う=浪費癖」ということではありません。むしろ、「ちょこちょこ買い」を繰り返す人の方が重症な「浪費癖」である場合が多いのです。

さて、この「浪費癖」をどう治していくのか?

これにはかなりの覚悟が必要です。ですから、専門家の私がアドバイスをしても、きっちり実行できる人はほんのひと握り。

しかし、いまからお伝えする方法は、地味ながらも有効。ぜひ実践してみてください。

■お金が貯まる3つのポイント

「どうしてお金が貯まらないのか?」

答えはシンプルです。

「稼いでいる以上に消費しているから」

これに尽きます。つまり、お金を貯めたいのであれば、「稼いでいる以上に使わない」ということが必要なのです。

しかし気になるのは、「どうやって、支出を稼いだ以下に減らすのか?」ということ。考え方はシンプルで、「お金の出口はどこか?」と考えればいいのです。

ポイントは、「自動振替」「クレジットカード」「財布」の3つ。

(1)無理な節約は無意味

「自動振替」は家賃や水道高熱費なので、季節変動はあるもののそれほど浪費にはなりません。

ちなみに、よく節約番組でトイレのタンクにペットボトルをいれて水道代を節約していますが、それはたいした節約になりません。

なのに、そういう無理な節約をしようと思うから、長続きしないのです。

(2)クレジットカードを持たない

それよりもっと強力な節約は残りの2つ。まずは「クレジットカード」です。

クレジットカードは「浪費家」の必須アイテムです。「ポイントを貯めているんです」という人がいますが、あまり意味がありません。お金が減っていく痛みのないこの仕組みは、貯蓄の最大の敵なのです。

では、どうすればいいのか?

答えは簡単で、クレジットカードを持たないことです。いちばんよい方法は解約してしまうこと。あるいは使えないように、ハサミでカードを切ってしまえばいいのです。

「そこまではできない」というのであれば、まずは財布から出して持ち歩かないようにします。

それでも「ネット買い物をするためには、どうしてもクレジットカードが必要なんです」というのなら、デビットカードをお勧めします。デビットカードであれば、使ったその場で口座から引き落とされるので使いすぎることがないからです。

(3)財布の賢い利用法

次に「財布」です。前回にも、ATMに行く回数を減らしたほうがいいという話をしたとおり、本当ならキャッシュカードを持たないのがいちばんです。

お金をおろすときは、通帳と印鑑を持って銀行の窓口に行くのです。

かなり不便で面倒くさい作業なので、そうすれば「できるだけ行かないようにしよう」と思うようになるわけです。

1ヶ月に使うお金を決めて、月に一度だけお金をおろす。そして、財布に入れたお金で1ヶ月やりくりする。補充はなし。こうすれば、浪費癖は修正されます。

とはいえ人間は弱いもの。多くの場合は誘惑に負け、お金をおろしに行ってしまいます。

そこで、お金を貯める通帳と使う通帳を分けます。自動の積立口座を利用するのもいいですし、給料振込み口座を分けられるのでもかまいません。

ただし、お金を貯める口座を自分で管理していると手をつけてしまいがちなので、貯蓄口座を家族の誰かに預けるのが得策。

お金を貯めるのが得意な家族に、通帳の管理をしてもらうのです。

つまり、どうしてもお金をおろしたいときだけ、その家族から許可をもらうのです。ここまですれば、確実にお金は貯めることができます。

(文/ファイナンシャルプランナー・岡崎充輝)

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