1つでも要注意!給料上がらない理由がわかる8のチェックリスト

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2016.06.04

kyuryo

「頑張っても給料が上がらない!」と嘆いていませんか。でも、そもそも自分の給料がなぜその金額なのか、論理的に説明できる人はほとんどいません。給料を上げたいと思っても、そのルールを知らなければ望む結果を得るのは難しいでしょう。

『自分の給料をいまより上げる方法』(木暮太一著、アスコム)は、経済ジャーナリストの著者が給料を決める「価値」について解説しています。

今回は本書の中から、給料が上がらない人の思考法を紹介します。1つでも当てはまる人は要注意です!

■1:社員食堂の食事が安いことに喜ぶ

会社に安い値段で食べられる社員食堂があると、お得に感じますよね。

しかし、「給料=労働力を作るための生産コスト」ですから、食費を会社が負担することは、その分の給料を安くしても、労働者は生活できるという暗黙の了解になってしまうのです。

■2:「手当がつきます」という言葉に弱い

毎月の支給額が同じでもそれが基本給として払われるのか、手当として払われるのかですべて違ってきてしまいます。

ポイントは残業代、退職金、ボーナス。これらはすべて手当の額を除いた「基本給」をもとに計算されるため、残業時間が同じでも基本給が安い人の手取りは下がりますし、「ボーナス2ヶ月分」の額も変わります。

■3:年功序列は悪だと思っている

年功序列型の給料というと、「古臭い」と思うかもしれません。しかし、ある学者が行った調査では「今後5年間でもらえる給料の総額が同じ場合どのようにもらいたいか?」と聞いたところ、51.7%の人が「右肩上がり」と答えたそうです。

徐々に給料が上がっていくことでモチベーションアップにつながる、という意見が出たそうです。つまり、完全歩合の給与体系の会社に入ると、失敗した場合に経済的にも精神的にも痛い目にあうことも少なくありません。

■4:技術革新が進めば給料が上がると期待している

現在働いている業界で技術革新が進み、自分がやらなくてはならない業務が減ると、生産性は上がりますが、実はこれは大問題。知らぬ間に自分の「労働力の価値」が下がり、給料が安くなってしまうのです。

これからの時代、労働者は自分自身の「価値」が下がらないように、自分で自分の身を守らなければいけません。

■5:チャンスはいつまでもあると思っている

何かを始めるのに遅すぎることはありませんが、「いつまでも同じ量のチャンスがある」ということではありません。世の中にはチャンスはたくさんありますが、1つ逃すたびにどんどんチャンスが小さくなっていくのです。

例えば就職活動期間中に内定が得られなければ、その後の活動はチャンスが激減します。厳しいように感じるかもしれませんが、これが現実なのです。

■6:就業規則に無関心

給料に関してはすべて就業規則に書かれているので、しっかりとそれを読み、何に対して給料が払われているのかを知っておかなくては、自分を守ることができません。

転職する際も、その企業の人事制度や給与体系を調べて、落とし穴はないか事前に確認しておくことが大切です。

■7:「会社の経費で落ちるかどうか」を気にしている

自分の仕事に役立ちそうな本を購入したり、ビジネスセミナーに参加したりするのにも、経費で落ちるかどうかを基準に選んでいませんか。

これは給料が増えない人の思考法の典型。自分がその金額に見合う意味があると感じるものには参加すべきですし、投資を惜しんではいけません。

■8:「人は見かけが9割」を理解していない

長い付き合いであれば、外見以外から「本当の自分」を見つけてくれることもありますが、第一印象が悪ければ次に会う機会を与えられません。

同じ商品を提案されても、相手の信頼度によって買ったり買わなかったりすることもあるでしょう。ビジネスは中身が大事ですが、見かけをないがしろにする人は、中身がいいということを信じてもらえません。

そもそも給料とは、「その人の労働力を作るための生産コストの合計」と捉えることができます。働くためには、その仕事をする体力と知力(知識・経験)が必要で、それらにはコストがかかります。

体力的にきつい仕事はエネルギー補給のコストがかかり、医師や弁護士などは専門的な知識を身につけるのに膨大なコストや労力がかかります。だからこれらの職業は給料が高いのです。

しかし、給料はいい成果を出せば上がるとは限りません。「労働力の価値」を引き上げる努力が必要なのです。努力しなければ、いつまでも給料が上がることはないでしょう。

ちなみに本書では自分の価値を上げるための行動についても紹介されています。がむしゃらに仕事をするのもいいことですが、一度冷静に自分の給料と価値について考えてみてはいかがでしょうか。

(文/平野鞠)

 

【参考】

木暮太一(2016)『自分の給料をいまより上げる方法』アスコム

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