稼げる男は食事が9割!稼げない男は「朝食にも問題アリ」と判明

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2016.06.29

suzie.20160630

ご存知の方も多いと思いますが、『「稼げる男」は食事が9割』(森拓郎著、KADOKAWA)の著者はフィットネストレーナー。

足元から顔までを美しくするボディワーカーとして、運動の枠だけに縛られず、さまざまな角度からボディメイクを提案している人物です。

これまでにも17冊もの書籍を出版していますが、少し意外なのは、そのうち食事に関するものが15冊を占めるということ。

根底にあるのは、「運動指導者だからといって、運動だけしか選択肢がないのは間違っている」という思いだといいますが、つまりは本書も、そのような考え方に基づいて書かれたもの。

タイトルからも想像できるように、ビジネスパーソンをターゲットとして「稼げる男」になるための食習慣を紹介しているわけです。

でも、“稼げる男”と“食事”には、どのような相関関係があるのでしょうか?

■高年収な男性は歩数が多く肥満率低め

「平成26年度国民健康・栄養調査結果」によると、運動する習慣の有無は、それほど所得の差に関係はないそうです。

ただし1日の歩数は、所得が200万円未満の世帯の男性が6,263歩であるのに対し、600万円以上では7,592歩。つまり後者の方が1,300歩ほど多いという結果が出ているわけです。1歩が70cmとすると、約900mの差。

これについてはいろいろな解釈ができそうですが、たとえば営業マンであれば、それだけ多くの取引先を回っているということになるのかもしれません。

では、体型と所得の相関関係?

所得が200万円の世帯の男性の肥満率(BMI25以上)が38.8%であるのに対し、600万円以上では25.6%と、13%も低くなっているとか。

いってみれば、年収が高いほど太っていないという傾向があり、乱暴にいえば「太っていると稼げる男になれない」という仮説が成り立つということ。

■高年収な男性は自分の体を考えている

それから、所得の差によって大きく数値が変わるもうひとつの項目が「検診の未受診率」。

所得が200万円未満の世帯の男性の未受診率が42.9%なのに対し、600万円以上では16.1%と大きな差があるというのです。

この数値からは、自分の健康についてきちんと考えているか、考えていないかによって所得に大きな差が出ることがわかります。

つまり、稼ぐための資本そのものである自分の体のことを普段から考えていて、さらには健康であることが、稼げる男の条件だということです。

ちなみに稼げない男は、朝食にも問題があるようです。

■朝食が米や甘いパンの男性は稼げない

食事は自分への投資。そして、「食事をコントロールできる者こそが稼げる男になれる」と著者は断言します。

そのためには、糖質中心の食事から、糖質オフ、さらにたんぱく質や脂質を十分にとる食事に変えていく必要があるのだとか。

特に独身男性には、コンビニのおにぎりや菓子パンで済ませたり、あるいはジャムを塗った食パンを食べたりして家を出るという人も少なくないはず。

「朝食はしっかり食べて、脳にブドウ糖を送らないといけない」と考えている人ほど、このようにいい加減な朝食をとっているといいます。

しかも、なんでもいいから食べるべきだと考えている人ほど、お手軽なパンに走る傾向にあるのだとか。

ところが、そのように糖質に偏った朝食のパターンを繰り返していたら、当然のことながらメタボまっしぐら。

■糖質が少なくて高タンパクな朝食を!

では、どのような朝食がいいのでしょうか?

朝に糖質中心の食事をすると、過剰に血糖値が上昇。しかもそのあとインスリンの作用で急降下してしまうため眠くなり、パフォーマンスが下がることになります。

そこで著者の場合は、朝食の糖質の量を減らし、スクランブルエッグやオムレツ、ゆで卵などのタンパク質や脂質が豊富な卵料理を中心に、納豆や鶏肉、サバ缶など高タンパクなものを摂るようにしているそうです。

また、時間があまりないときなどは、サプリメントとしてプロテインを利用することも。

プロテインには筋肉増強剤のようなイメージがありますが、それは大きな誤解だといいます。

プロテインは日本語のタンパク質を英語に置き換えただけのものなので、糖質の塊である砂糖をシュガーというのと同じこと。

それどころか、同じ量の米やパンを食べるくらいなら、プロテインを同量摂取した方がよほど体内では有益な栄養となり、体脂肪となる確率は格段に下がるというのです。

これはごく一部で、他にも有益な情報満載。なにより、食事を“稼げる”か“稼げないか”で捉えている点がユニークです。男性の場合は自分自身の、女性の場合はご主人や恋人の生活改善に役立ちそうです。

(文/作家、書評家・印南敦史)

 

【参考】

※森拓郎(2016)『「稼げる男」は食事が9割』KADOKAWA

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