来日50周年!最もカバーされた「ビートルズの名曲」トップ10

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2016.07.02

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イギリスのロックバンド・ビートルズが来日したのは、1966年。今年でちょうど50年になります。

彼らの解散は1970年。1962年のレコードデビューからわずか8年後のことでした。

ライブ盤や編集・企画盤などを除いてその8年間にリリースしたオリジナルのアルバムは12枚。シングルは22枚。発表した楽曲は213曲に上ります。

じつはこの213曲すべてが、ほかのアーティストによってカバーされているのです。

ビートルズ自身もデビュー当初はカバー曲を多く演奏していましたが、全曲カバーされているアーティストはなかなかいないでしょう。どれだけビートルズが世界中に愛されているかがわかります。

では、一体どの曲が最もカバーされているのでしょうか?

ビートルズのカバー曲を世界中から5,000曲以上集めて分析し、紹介しているサイト『ビートルズカバーの館』が発表した、カバーされた曲ランキングをカウントダウンしていきましょう。

■9位:「ヒア・カムズ・ザ・サン」(96曲)&「キャント・バイ・ミー・ラブ」(96曲)

ジョージ・ハリスン作の穏やかなフォーク・ロック・バラードと、史上最も予約枚数が多かったシングルとしてギネス世界記録にも記載されている初期のヒット曲が同数で並びました。

■8位:「ヘイ・ジュード」(99曲)

ポール・マッカートニーが、ジョン・レノンの長男であるジュリアンに向けて書いたとされている曲が8位。日本でもとても人気がありますね。

■7位:「イン・マイ・ライフ」(111曲)

7位は、アルバム『リボルバー』収録のノスタルジックなナンバー。シングルとしては発表されていませんが、人気の高い曲です。

■5位:「カム・トゥゲザー」(113曲)&「ヘルプ!」(113曲)

5位にも、同数で2曲が並びました。「カム・トゥゲザー」ジョンが「ビートルズのなかでもっとも好きな曲」と語った曲で、マイケル・ジャクソンやエアロスミスなどもカバーしています。

「ヘルプ!」は、ビートルズ主演映画『ヘルプ! 4人はアイドル』の主題歌で、ディープ・パープルやカーペンターズのほか、サザンオールスターズもライブでカバーを披露しました。

■4位:「レット・イット・ビー」(130曲)

ビートルズ最後のシングルとして発表されたこの曲が4位でした。アレサ・フランクリンやレイ・チャールズ、ビル・ウィザースなど、ソウル系のミュージシャンもこの曲を多くカバーしています。

■3位:「エリナー・リグビー」(138曲)

弦楽8重奏の伴奏が印象的な曲。そのためか、クラシックのミュージシャンやハードロック/ヘヴィ・メタルのバンドからカバーされることが多いのも特徴。

■2位:「ブラックバード」(141曲)

メロディの美しいシンプルな楽曲。ジャコ・パストリアスやブラッド・メルドー、サラ・マクラクランなどがカバー。

■1位:「イエスタデー」(218曲)

ビートルズがストリングスをバックに演奏した初めての曲。ギネス世界記録には「世界でもっとも多くカバーされた曲」として記載されています。

現在でもカバーするアーティストが続々と登場するため、実際には世界中にカバー曲が何曲存在するか具体的な数字は明らかになっていないそうです。

ちなみに今回のランキングは、ビートルズのカバー曲をひとつひとつ解説している『ビートルズカバーの館』管理人のレナトさんが、2011年時点で集めた5700曲を分析したもの。

現在の2016年時点で集まったカバー曲は7,500曲にまで増えているため、今後集計が進めば順位が変動するかもしれません。

そういえば、ポール・マッカートニー自身も来日公演で、数ある自作のビートルズ・ナンバーのなかから「ブラックバード」や「エリナー・リグビー」を歌っていました。

でも「イエスタデー」や「レット・イット・ビー」「ヘルプ!」などは、「ブラックバード」や「エリナー・リグビー」は、よくある「ビートルズの好きな曲人気投票」などでも上位に名を連ねますが、「ブラックバード」や「エリナー・リグビー」はちょっと意外、と思う人が多いかもしれません。

「この2曲はシングルでナンバーワンヒットしたわけではなく、一般的な人気投票では、おそらくトップ10には入らない曲なのに、カバー曲がもの凄く多いんですよね。“カバーされた曲”を一つの切り口としてビートルズの楽曲全体を眺めると、もっともっとビートルズの良さを見つけることできるのではないでしょうか」(『ビートルズカバーの館』管理人・レナトさん)

ちなみに、カバーしたアーティストを日本人に限定すると、また別の曲が上位にランクインする傾向があるのだとか。愛情と独創性にあふれるカバー曲の数々から、ビートルズの魅力を再発見してはいかがでしょうか。

(文/宮本ゆみ子)

 

【参考】

ビートルズカバーの館

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