年齢を重ねるにつれ、頭は固くなっていくもの。自分でつくった枠のなかから抜け出せず、新しい発想ができなくなってしまうこともあるでしょう。
そんな、ガチガチになった頭をほぐすためには、記号と数字を使ったパズルがおすすめです。まずは、下記の問題にチャレンジしてみてください。
■ガチガチ頭をほぐすパズル・問題編
この、(?)の部分に入る記号はなんでしょう?
○ ◎ ○ ◎ ○ (?) □ □ □ □
これらの記号はいったい何を表しているのか? なんでこんな並び方をしているのか? よ~く考えてみてください。ヒントは、身近にあるものです。
■ガチガチ頭をほぐすパズル・解答編
さて、みなさん答えはわかりましたか?
ズバリ、答えは「◯」です。
これは、ガチガチの頭ではなかなか解けない問題。
実は、この10個の記号は、お金の形を表しているのです。
◯と◎は硬貨、□は紙幣を表します。つまり、左から1円玉の◯、5円玉の◎(穴が空いている)、10円玉の◯、50円玉の◎なので、次の(?)は500円玉の◯になるということなのです。
そして、右の4つは、1,000円、2,000円、5,000円、1万円になります。答えがわかると、上の記号がそんな風に見えてきませんか?
■ガチガチ頭をほぐすパズル・補足
□や◯などをただの記号と捉えるか、見方を変えてお金をイメージするか。
そんな発想の転換やひらめきは仕事でも役立つもの。
たとえば企画を考えるとき、いままでの経験や実績をもとに「絶対にこうだ」と決めつけていると、行き詰まってしまうこともあるでしょう。
しかし、頭が柔軟であれば、色々な角度からモノを見られるので、他の人が思いもつかないアイデアがわいてくるかもしれません。
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問題が解けた人も、解けなかった人も、ぜひこのような頭の体操を習慣にしてみてください。
机に向かって考えているときよりも、なにか別のことをしながらの方がひらめき力はアップするといわれています。リラックスして、楽しみながらチャレンジを。
(文/平野鞠)
【参考】
※老年若脳
【パズル】
※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
【画像】
※上田耀子・・・ウミガメとサスペンス好きのフリーイラストレーター。シンプルな絵柄にギャグを取り込むのが得意。お問い合わせは、個人サイト『BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!