答えは驚くほど単純!倍々ゲームで増える数の「ひっかけ」クイズ

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2016.07.10

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ある数字に「2」をかけて倍にしていくことは、小学生でもできる単純な算数です。

例えば、「1×2=2」、「2×2=4」、「4×2=8」といったようにどんどん答えが増えていくような計算は「倍々ゲーム」と呼ばれ、古くから親しまれています。

ところが、単純であるにもかかわらず、多くの人がきっと騙されてしまうであろうクイズがあります。どうぞチャレンジしてみてください。

■倍々ゲームのひっかけクイズ・問題編

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では、問題です。

ある物体があります。この物体は1分ごとに分裂して2個になります。

つまり、1個が1分後に分裂して2個になります。その1分後にはそれぞれが分裂するので全部で4個になります。

これを繰り返して60分後には、10リットル入るバケツがいっぱいになりました。

もし、最初に2個から始めていたら、何分でこのバケツがいっぱいになるでしょうか?

■倍々ゲームのひっかけクイズ・解答編

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最初に2個あると聞くと「かかる時間は半分で済み、2倍、2倍になっていくのだから30分でいっぱいになる」と答える人が多いはず。

しかし、正解は「59分」。

落ちついて見てみると、問題文に「1分後に2個になる」と書いてあるのですから、ショートカットできるのは「かかる時間」ではなく、「初めの1分間」ということがわかります。

ここからスタートと考えれば、「59分」という答えにたどり着くわけです。

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「最初に2個から始める」といっても、その先の分裂にかかる時間は変わらないということ。

「10リットル入るバケツ」という言い回しも、特別な意味はなく、ここを深く考える必要はまったくありません。

しかし、問題文に数字が出てくると、頭の中で余計な計算が生まれそうになってしまいますね。引っかからないようにしたいところです。

倍々ゲームには「ひっかけ」がつきもの。

「あなたの財産、倍々ゲームで増やせますよ」などという悪い話で失敗しないよう、日常でもどこかにひっかけがないか目を凝らして過ごしていかなくてはいけませんね。

(文/中田蜜柑)

 

【参考】

快活脳!思考の罠と脳の基礎知識

老年若脳

IQ脳.net

【クイズ】

※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。

【画像】

上田耀子・・・ウミガメとサスペンス好きのフリーイラストレーター。シンプルな絵柄にギャグを取り込むのが得意。お問い合わせは、個人サイト『BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!

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