国民の67%が貧困に苦しむ国も!世界で最も貧しい国トップ10

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2016.07.10

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いま、貧富の差は世界中で問題となっています。

もちろん、日本の貧困問題も深刻です。しかし、世界にはもっと苦しんでいる国があることをみなさんはご存知でしょうか。

例えば、毎日の食事にありつけなかったり、人として生きていく最低限の安全すら保障されなかったり……。過酷な状況下で、幼い命がどんどん失われているのです。

主に、どの国が貧しさに耐えているのか?

ちょうどアメリカの情報サイト『Gazette Review』が2016年最も貧しい国を発表したので、状況を見てみましょう。

参考までに、それぞれの国の一人あたりのGDPを国名の横に入れています。一般的に、国の富はその人口で割った国で生産されるすべての財・サービスの購買力で一人当たりの国内総生産(GDP) により測定されているのです。

要するに、これは国内における一人あたりの購買力を意味します。

■10位:ギニア(52,571円)523.10ドル

1990年代には鉱業と農業が成長したギニアですが、それ以降経済成長が見られません。農民は時代遅れの農業から抜け出すことができないままでいます。

■9位:エチオピア(50,752円)505.00ドル

興味深いことに、歴史的にエチオピアは比較的裕福な国として知られています。大規模な政治改革によって、経済成長とその安定性を手に入れました。その結果、2007年以降、エチオピアは南サハラ周辺諸国の中でも上位の豊かさを誇っています。

しかし、そういった事実にも関わらず、国民一人あたりのGDPはたったの50,752円のままです。その理由は、国民の多くが発達していない従来からの農業に依存しているという事実にあります。

■8位:ガンビア(49,104円)488.60ドル

ガンビアは、国土が11,000平方キロメートル、人口180万人のアフリカ大陸最少、最貧国のひとつです。経済を成長させるべく奮闘していますが、国民のほとんどが農業と漁業に従事していることから、経済成長を難しくしています。

農業も漁業も天候に左右されます。それにより、季節によっても経済効果が左右されてしまうのです。

■7位:コンゴ民主共和国(48,662円)484.20ドル

コンゴは人口7,700万人と、アフリカで2番目に大きな国です。しかし、コンゴの場合、人口が多いことは必ずしも良いことではありません。近隣のより良い国に行くことができないだけなのです。

コンゴは天然資源が非常に豊かな国です。土壌も肥沃で、水源も多くあり、森林も豊かです。それなのに、貧しさから抜け出すことができないのは、その腐敗した政治制度に理由が多くあります。国民の大部分が失業者なのです。

■6位:マダガスカル(46,531円)463.00ドル

どんな貧しい国でも、経済の安定性を目指しています。しかし、マダガスカルはそうではありません。過去20年以上もの間、国民の生活水準は下がり続けています。人口が2,000万人もいるのに、GDPは一向に上がらないのです。

その理由は、工業や農業における技術の未発達にあります。人口が増え続けているのに、技術に投資するだけの経済力がないという悪循環に陥ってしまっています。

■5位:リベリア(45,657円)454.30ドル

第二次リベリア内戦は、実に1999年から2003年まで続き、当然経済状況をも悪化させる結果となりました。

その後も国の経済のほとんどは農業に依存しており、2010年になっても、国民の80%が1日の生活費が125円しかないという結果になっています。

■4位:ニジェール(41,747円)415.40ドル

ニジェールは、いくつかの分野において世界で最も発達の遅れている国としても知られています。教育や幼児の死亡率の減少に力を入れているものの、経済発展がみられません。

ニジェールでは金やウラン、石油などの天然資源事業と農業が経済の中心です。しかし、いずれも天候に左右されやすく、安定しないのが現実です。

■3位:中央アフリカ共和国(33,486円)333.20ドル

中央アフリカ共和国も、リベリア同様長い間続いた内戦によって国民が犠牲となっています。政治が安定しない深刻な状況が続いているのです。

国の輸出収入の45%がダイアモンドでまかなえているものの、それ以外のほとんどはインフラが整備されていない脆弱な農業に依存している状況です。

■2位:ブルンジ(26,843円)267.10ドル

ブルンジの歴史もまた、暴力と政治的紛争を繰り返してきました。そのため、自国を再生するための取り組みはされているものの、結果に結びついていません。

国民の実に67%が貧困に苦しんでいます。紛争によって少ない土地は荒廃し、悪天候も重なって農業による経済効果が得られない状況です。

■1位:マラウィ(22,763円)226.50ドル

いま最も貧しい国はマラウィ。人口1,600万人と、アフリカでもっとも小さな国のひとつです。

教育、医療、インフラなど、生活環境に必要なほとんどの分野の質が世界標準以下となっています。国の主要事業である農業も、未だに原始的な方法を用いています。そのため、病気や怪我などによる人口減少も深刻な問題です。

人生は楽しいことばかりではありません。時々、生きていることがつらいと感じることもあるでしょう。物事がうまくいかないと嘆くこともあるかもしれません。

しかし、私たちの知らないところでは、日々自分の命を守ることすらままならない人々も存在するのです。

だからといって、そういった人と比べて自分が幸せだと感じるのではなく、事実を知って、いまの自分の状況に感謝することもときには大事なのではないでしょうか。

(文/hazuki)

 

【参考】

Top 10 Poorest Countries in the World – 2016 List-Gazette Review

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