「女性は3B男性とは絶対につきあうな」なんて噂は嘘だった!?

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2016.07.12

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「つきあってはいけない3B」という言葉を聞いたことがありますか。

3Bとは「美容師」「バーテンダー」「バンドマン(ミュージシャン)」の頭文字を取ったものです。3Bの職業の人は、自由人が多く、薄給で将来性に不安があるため「つきあうと傷つく」といわれています。最近では、3Bにベーシストを加えて4Bと称することもあるようです。

今回は、合同会社ケイナイト代表で美容室コンサルタントの田中敬さんに3Bの実態について伺いました。

■3B男性の平均年収と処遇の実態

日本最大級の年収ポータルサイト『平均年収.jp』によれば、美容師の平均年収は280万円(平均年齢29.3歳)とあります。平均勤続年数は約6年。月収は、店長クラスで約30万円、個人経営の店長で50万円程度です。

バーテンダーはどうでしょうか? こちらも平均年収は300万円未満です。基本的には夜の仕事なので、生活は不規則になりがち。雨の日も風の日もひたすらお酒をつくり人の話を聞くのは大変かもしれません。

バンドマン(ミュージシャン)は、メジャーと契約する売れっ子であればかなりの年収を稼ぐことも可能です。売れなければ年収100万程度ですから、かなりギャンブル性がありそうです。

そのなかでも、交際や結婚をするなら美容師がよいそうです。

「やはり、オシャレな感性を持つ人が多く、つきあうと楽しいと思います。美容師は一般の会社員と異なり賞味期限が決められていますから、みんな必死なのです」(田中さん)

美容師という職業にはオシャレで派手な印象がありますが、賞味期限があるので派手そうに見えても遊ぶ時間はないようです。少なくとも一般のビジネスパーソンのほうが、はるかに時間やお金にも余裕があるとのこと。

「40歳以上の勤務美容師はほとんどいません。35~40歳あたりで独立をするか、その年齢に至るはるか以前に、他の職業に転職するかどちらしかありません」(田中さん)

美容師には収入が低いという印象がありますが、そのあたりはどうなのでしょうか。

■美容師男性の平均年収が低い理由

平均年収280万円ということは、月額にすれば20万円弱です。それほど高い収入とはいえません。

理由としては、美容室に就職し、お客様のカットができるようになるまでに数年かかること、その間(修業時代)の収入が低いため、一般的なスタイリストとして活躍できるようになっても低く抑えられてしまうことが影響しているようです。

「中堅以上の規模の美容室でトップスタイリストやチーフスタイリスト(会社でいう管理職クラス)になれば、売上に応じたインセンティブがあり、平均給与の数倍の年収を稼ぐこともできます。もちろんオーナーになればさらに収入が見込めます」(田中さん)

これは考え方かもしれませんが、「自分の腕一本で勝負」という醍醐味は一般の会社員には、なかなか経験できないことです。シビアな世界で生きることは大変ですが、多くの会社員が悩むような、リストラや出向、配置転換、セクハラやパワハラはこの業界では無縁のようです。

「美容師はお客様と会話をして接客に慣れていますから、コミュニケーション力に長けている人が多いと思います」(田中さん)

おつきあいをするうえで、双方のコミュニケーションは大切です。お互いがストレスを感じずに同じ時間を過ごすには、コミュニケーション力の高さは必要なのかも知れません。

■美容師男性とうまくつきあうコツ

美容師とつきあいたいと思っている方に、つきあうためのハウツーを提示します。

美容師は多忙な仕事で自由な時間が少ないことはすでにご説明しましたが、他にも独特な世界観があるようです。そのあたり、やはり一般の会社員からするとわかりにくいもの。

意外にも、同業者同士の恋愛はうまくいかないケースが多いようです。

「他業種のほうがうまく行っているケースは多いですね。独立という夢を追う職業ですから、それを支えてあげる気持ちも大切です」(田中さん)

双方の理解力に尽きるということでしょう。美容師は私服なのでどうしても軽い感じがしてしまいますが、オシャレには気をつかう仕事なので興味がない人には合わないかもしれません。

「トレンドをリードしていく職業ですので、流行に敏感であることは重要です。美容師さんがスーツにネクタイだったら、個性やトレンドを表現できませんから」(田中さん)

■美容師はプロ意識ないと続かない

3Bに限らず、美容師には軽いイメージがつきまといます。しかし、よく考えれば大変な肉体労働。土日出勤で労働時間も長く、立ちっ放しですから大変です。

「モテたいだけで美容師になった人は、すぐに辞めてしまいます。やはり、将来の夢やプロ意識が無ければつとまりません」(田中さん)

最近は価格の安い店が増えたこともあり、実力のない美容室は厳しい状況にあると思います。独立開業は美容師としての夢ですが、軌道にのれば雇われ時代とは雲泥の差ほど稼げるとのことです。

千載一遇のチャンスを狙っている美容師も多いようなので、美容師とつきあって、一緒に夢をかなえるのも悪くないかもしれません。

(文/コラムニスト・尾藤克之)

 

【取材協力】

※田中敬・・・合同会社ケイナイト代表。美容室コンサルタント。新宿にまつ毛エクステ・エステ専門店『EyeDress』を経営。

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