スマホでカチカチになった目の筋肉をほぐす「1分間」ストレッチ

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2016.07.12

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みなさんは1日に何時間くらいスマホを使っていますか?

この記事もスマホで読んでいただいている方が多いのではないでしょうか、

MMD研究所が15~60歳未満の男女に行った調査では1日のスマートフォンの使用時間でもっとも多かったのは「2時間以上3時間未満」(22.4%)でした。3時間以上使う人をすべて合わせると68.2%にものぼります。

それに加え、仕事などでパソコンを使っている時間も多いので、目は酷使され続けています。実はこのようにして知らず知らずのうちに溜まった目の疲れは全身の不調となって現れてしまうのです。

『目を温めると身体が自然によみがえる!』(森岡清史著、サンクチュアリ出版)は付録のアイマスクを使って目を温めることで肩こりや頭痛、不眠など様々な不調を和らげることができるというもの。

このアイマスクは特殊な素材でできていて目を「じんわり」温められるのが特徴です。

今回は目の疲れを予防するための方法もご紹介します。まだ自覚症状がない人も習慣として取り入れておきましょう!

■スマホやPCのせいで目の筋肉がカチカチ!

私たちの日常生活では、朝起きてから夜寝るまで常に「光るもの」を見続けているといってもいいでしょう。仕事では一日中パソコンを使い、移動時間や待ち時間にはスマホをいじる。家へ帰ればテレビを夜遅くまで見ることもあるかもしれません。

それ以外にも電子書籍から銀行のタッチパネルまで、ありとあらゆる場所で発光するものを見続けているのです。

これは目にとっては非常に過酷なこと。このような生活習慣を続けていると目のまわりの筋肉が緊張してカチカチになってしまいます。

すると目のまわりの血流が悪くなり、冷えを起こします。そんな状態になると交感神経が過剰に働き、顔面から首にかけての筋肉が緊張し、脳への血流が制限されてしまうのです。

交感神経が過剰に働くとイライラや不安、疲れ、のぼせなども招きます。そのうえ、眠りが浅くなるのでいくら寝てもスッキリしないと感じるでしょう。

こんなに不調のオンパレードなのに、「目」そのものにはほとんど症状がないのがやっかいなところ。「目が乾く」「しょぼしょぼする」「ごろごろする」というような症状はあっても我慢できる程度なので、目がこんなにも酷使されているとは気づきにくいのです。

■なかなか治らない体の不調は目の疲れが原因

現代人の多くは眼精疲労もしくはその予備軍だといえるそう。これを放置していたら体調はどんどん悪化してしまいます。

とはいえ、いきなりパソコンやスマホを全てやめるというわけにはいかないので、毎日きちんと目のまわりの筋肉をほぐしていくことが大切です。

そのために有効なのが「目のまわりを温めること」。ゆっくりと時間をかけて、じんわり温め続けることで、目のまわりの筋肉がゆるみ、血流がよくなり、自律神経が整います。それにより、身体も休息モードに入っていくのです。

市販のカイロやホットタオルでもOKですが、短時間で急に温めるとカイロなどが冷めた後、反動で目のまわりの筋肉がこわばってしまうことがあります。

本書に付属しているアイマスクは、特殊な素材でできていて、自分の身体の熱を使って温めます。一晩中かけてじんわり目のまわりを温めることができるため、より高い効果が期待できるのです。

寝ている間に目の筋肉の緊張がゆるめば、身体の機能が内側から整い、全身の回復につながっていきます。

■目の緊張がほぐれやすくなる簡単ストレッチ

スマホやパソコンなど、「ずっと同じものを近い距離で見ている」状態は、眼球やまぶたが固定されるのでだんだん目の筋肉がこわばり、血流も悪くなっていきます。

仕事の合間に窓の外を眺めたり、外を歩いているときに空を見上げたりするなど、遠くのものを見て目のまわりの筋肉をゆるめましょう。

また、パソコンの作業をするときは1時間に1回ほど「目のストレッチ」をしてみてください。

自分の約30cm先にあるもの(パソコンのキーボードなど)と約3m先にあるもの(壁の時計など)などをそれぞれ5秒ずつ交互に見つめます。これを1分間続けるだけで目の筋肉がほぐれやすくなるでしょう。

■スマホの画面はなるべく暗めに設定すべし!

実は暗い場所にいるのは目にとってはよいことです。視力が悪くなるのではと心配する人もいるかもしれませんが、視力は暗いからではなく、近い距離を見続けたことで下がりやすくなります。

ですから、できるだけ強い光が目に入りすぎないように工夫してみましょう。例えば外を歩くときはUVカットのサングラスをかけると日光の強い光をカットすることができます。

そして特に注意が必要なのがパソコンやスマホから出るブルーライト。ブルーライトは照明に比べてはるかにパワーが強く、光源までの距離も近いのでかなり刺激的です。

それにブルーライトの光は脳が昼間だと認識する光に近いので、寝る前に浴びると眠りが浅くなる恐れがあります。

スマホの明るさは見えるぎりぎりに設定しましょう。はじめは暗く感じるかもしれませんが、目はすぐその暗さに慣れてくるので大丈夫です。

足や腕は疲れたら休ませますが、目はほとんど休まず1日16~18時間働き続けています。そのため、仕事や家事の間にまぶたを少し閉じるだけでも目を休める効果があるそうです。

通勤時間はいつもスマホを見ているという人も、たまには窓の外の景色を見てみては?

(文/平野鞠)

 

【参考】

森岡清史(2016)『目を温めると身体が自然によみがえる!』サンクチュアリ出版

2015年版:スマートフォン利用者実態調査-MMD研究所

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