不安が減って時間が増える!リスト作成で得られる6つのプラス面

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2016.07.15

suzie.20160715

『リストマニアになろう! 理想の自分を手に入れる「書きだす」習慣』(ポーラ・リッツォ著、金井真弓訳、飛鳥新社)の著者は、テレビ界のアカデミー賞とも称される「エミー賞」の受賞歴を持つアメリカの著名TVプロデュ―サー。

それだけでも特筆に値しますが、さらに注目すべきは「リストマニア」であること。「いまの自分があるのはリストのおかげ」と信じて疑わないとすらいうのです。

リストマニアといわれてもいまひとつピンときませんが、これは「リストづくりへの情熱を持っている状態」「リストづくりに異常なほど惹かれる状態」と定義されているのだとか。

「たかがリストで大げさな」と思いたくもなりますが、著者は「エミー賞を受賞できたのもリストがあったから」だとすら断言しています。

そればかりか、締め切りに追われていても、リストを使うことでさらに多くの仕事を進めることができ、海外での結婚式を計画し、引っ越し先を見つけることもできたのだというのです。

リストを書くだけでそこまで変わるというのは、驚きではあります。ちなみに、リストをつくるプラス面は6つあるのだそうです。

■1:不安が減って時間が増える

やらなければならないことが山積みになっていて、どうしたらいいかわからない。しかしそんな不安も、リストをつくれば和らぐということ。

やるべきことを紙に書きはじめて(またはスマートフォンに入力しはじめて)頭から追い出したとたん、ストレスのレベルが下がるということです。

それに、そもそも人は忘れる生き物。だからこそ、なにかを思いついたら、目立つように書いておくことが大切だといいます。

■2:脳のパワーが高まる

リストをつくるときに使う脳の一部は、普段は使わない部分なのだそうです。だから、人生をきちんと整理しながら、脳の力をアップさせて冴えた状態でいられるというわけです。別な表現を用いるなら、脳を活性化できるということになるのでしょう。

■3:目的に集中できる

たとえば、いろんなところから次々とメールが届いたり、忙しい生活を送っていると、物事に集中することが難しくなってくるもの。

しかしリストがあれば、邪魔が入ったとしても、それまで自分がやっていた作業に戻るのが簡単になるそうです。

つくったリストを手引きにすれば、目的を確認し続けられるということ。焦点をはっきりさせられるため、1日にやるべきことを前よりもたくさんできるようになり、しかも心から好きなことをする時間もあるということに気づくといいます。

■4:自信が高まる

やり終えた項目をリストから外していくと、達成感という素晴らしい感覚が味わえるといいます。

そしてそれが自信につながるため、やる気も計画性も持続できるわけです。

積極的に自分の人生に参加すると、さらに力を得られるもの。多くのことを片づけられるようになれば、「自分は成果をあげられる人間で、より有能だ」と思えるよいうになるだろうという考え方です。

■5:思考を整理できる

困難な決断をしなければならないときや、休暇の計画を立てるといったときも、著者は思いついたことのすべてを紙に書くことにしているのだそうです。

リストを書き、目標の達成に役立つあらゆるステップを考えると、これから待ち受けているものに立ち向かう用意ができたように感じるのだといいます。

そして当然のことながら、リストをつくって心のなかを片づければ、混乱状態になることも減っていくわけです。

■6:心の準備ができる

このことを解説するに際して、著者はガールスカウトの公式モットーを引き合いに出しています。それは、「備えよ、常に」というもの。

ガールスカウトに入っていようがいまいが、このモットーはとても大切だというのです。

人生は、いつ、なにが起きるかわからないもの。だからこそ、自分にとっての優先事項をチェックできるリストが必要だということです。

ちなみに著者は本書において、独自の「リストフル・シンキング(リスト活用思考)」を克明に解説しています。そして、それを身につけると、たとえば次のようなメリットがあるといいます。

・職場でも家庭でも、もっと生産的で効率よくなれる

・新しい戦略がわかり、悪いリストづくりの習慣が改められる

・心からやりたいと思っていることに使える時間をより多く確保できる

・いつもなにもかもやらなくてもいいように、人生のさまざまな面をアウトソーシングする方法がわかる

・時間ができるので、もっとすてきなプレゼントをしたり、もっとすばらしいパーティを開いたり、もっとなにかに打ち込めるようになる

・ストレスが減る

いわば本書を通じて著者が訴えかけているのは、より快適で効率的なライフスタイルの実現。そしてそのためには、リストを活用することがとても大きな意味を持つということです。

本書は、日々のタスクに追われて疲れ切っている方の強い味方となってくれそうです。

(文/作家、書評家・印南敦史)

 

【参考】

※ポーラ・リッツォ(2016)『リストマニアになろう! 理想の自分を手に入れる「書きだす」習慣』飛鳥新社

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