70%の社員が仕事以外で関わりたくない「上司」を操る心理テク

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2016.07.26

sinri

会社で働く人にとって上司との関係は避けて通ることができないもの。

運が良ければ、人生の目標となるような上司に出会えることもありますが、そうではないことのほうが多いのも現実。

日本能率協会グループが全国のビジネスパーソン1,000人を対象に行った調査でも「上司と仕事以外で付き合いたくない」と回答した人は67.7%でした。

管理職以外の一般社員だけに絞って見てみるとさらに割合が増え、70.1%という結果になりました。これは、日頃から上司とのコミュニケーションが上手くいっていないということの表れとも言えるのではないでしょうか。

『なぜか人はダマされる心理のタブー大全』(おもしろ心理学会著、青春出版社)は、日常で使える心理テクニックがたっぷりつまった1冊。

今回は本書の中から、苦手な上司とのやりとりで使える方法をピックアップしました。

■1:知ったかぶり上司は「幼稚な子ども」と思うべし

会社で役職についている人が全て有能で仕事ができる人かといえば、そうではありません。現場の知識が浅いのに、部下に対して横柄な態度であれこれ口出しし、そのうえ何か起きたときに責任をとらないという厄介な上司に当たるとイライラしてしまいますよね。

こういった口ばかりの上司は、「幼稚な子ども」だと思って、こちらが親のような気持ちで接すれば、必要以上にイライラすることを避けられるでしょう。

専門知識は浅いのにまるで専門家のように口を挟む上司には、「それは違いますよ」と反論するのではなく、「私も何かの聞きかじりですが、最近の傾向は◯◯らしいですよ」というようにさりげなくフォローしてあげましょう。

それによって上司はあなたのことを「味方だ」と捉えるため、その後の関係が有利になるでしょう。

■2:上司との会話に困ったら「子どもの話」をふるべし

とっつきにくい上司と2人きりになると何を話していいか、話題に困ってしまいますよね。当たり障りないのは仕事の話ですが、移動中などはあまりベラベラ話すわけにはいきませんし、プライベートな話はどこまでつっこんでいいのか分からない……。

そんなときは子どもの話がベスト。「そういえば、お子さんっておいくつですか?」と聞けば、上司のほうからどんどん話をしてくるでしょう。

■3:上司の批判は自分の武器にするべし

部下の意見に対して批判的だったり、新しいチャレンジをしようとするとネガティブな見方をしたりして、なかなかOKを出してくれない上司。

嫌がらせをしているのかと思うかもしれませんが、そういう人は常に最悪な事態を想定することに長けているということもできるのです。

誰でも自分の意見を否定されるのは嫌なものですが、そこはグッとこらえてその上司の意見にも少し耳を傾けてみましょう。「なぜ、そう思われるのでしょうか?」と質問すると、思いもよらない落とし穴に気づくことができるかもしれません。

■4:カラオケでは「癒されます」と褒めるべし

上司とのカラオケって気をつかいますよね。上司が気持ち良く歌っているのに、それが全然うまくなかったりすると、何と声をかけていいのか迷うところです。

そんなときは「いやぁ、癒されます!」「何だか元気が出ました!」というポジティブかつ当たり障りのない言葉でOK。

他のバリエーションとしては、「この曲のサビ、いいですよね」や「この曲懐かしいです!」なども上司が満足する一言といえます。

■5:情報を伝えるときは「分析」を付け加えるべし

ライバル会社の情報などを耳にしたとき、そのまま上司に伝えるのではなく、一言自分なりの分析を付け加えると、上司の記憶に残りやすくなります。

例えば、「A社は◯◯に新しい土地を購入したそうです」というだけではなく、「規模や立地から考えて新しい工場を建設するようです」と一言加えるのです。

そうすると、「土地を購入」だけの情報よりも重要度が増すため、「あいつはなかなかの情報通だ」という評価を受けることになるでしょう。

■6:上司から頼まれた仕事は「1日早く」提出するべし

上司から頼まれた資料作成やリサーチ。「5日で仕上げて」と言われたら、4日目に提出しましょう。これでかなりの高評価につながります。

ただし、早ければいいというわけではありません。あまりにも早いと「本当に大丈夫なのか?」「手を抜いているんじゃないか?」と逆に疑われ、細かくチェックされることに……。ここでミスが発覚するとかなりのマイナスになってしまいます。

■7:怒った後の上司には助け舟を出すべし

上司が部下に対して思わず声を荒げてしまったとき。その後気まずい思いをしているのは、怒った側である上司のほう。「言いすぎただろうか」「不快感を与えただろうか」と弱気になったり、遠慮がちになったりしているものです。

そこで思い切って上司に声をかけられる部下は、上司にとっては有難い存在。「よくぞこの気持ちを汲み取ってくれた」と感謝されるに違いありません。

飲みに行くと上司の愚痴ばかりこぼしてしまうという人は、是非一度これらのテクニックを使ってみてはいかがでしょうか。

部下の接し方ひとつで、上司の態度が変わることもあるかもしれません!

(文/平野鞠)

 

【参考】

おもしろ心理学会(2016)『なぜか人はダマされる心理のタブー大全』青春出版社

第6回「ビジネスパーソン 1000 人調査」【人間関係と貯蓄編】-一般社団法人日本能率協会

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