自分に問いかけるだけで「数字が読める人」になる3つの接続詞

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2016.07.29

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こんにちは。深沢真太郎です。

ビジネスパーソンを数字と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。

さて、突然ですが「数字が読める人」とは、いったいどんな人のことを指すのでしょうか?

決算書が読める人? データ分析が得意な人? それとも、日経新聞を読んでいる人でしょうか?

数字に強いビジネスパーソンを育成する立場から、この問いに答えてみたいと思います。

ズバリ、数字が読める人とは、数字から行動を導ける人です。これについて、簡単な例で考えてみましょう。

■平均身長170cmはどう読むか

仮にあなたが、アパレルブランドをプロデュースする立場にあるとしましょう。そして、日本人の平均身長が170cmだとします。

数字が読める人とは、この170という数字を文字どおり読むだけでは終わりません。

この数字から、日本人の身長データは正規分布に従っていると仮説を立て、170cmあたりのサイズを多めに生産するべきだと考える人でしょう。

ちなみに正規分布とは、確率論や統計学で用いられる代表的なデータ分布のことを指します。平均値の付近に集積するようなデータの分布を表した連続的な変数に関する確率分布です。

■数字を読むときに考えるべきこと

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平均身長170cm

↓(つまり)

日本人は170cm前後の身長が多いと思われる

↓(なぜなら)

日本人の身長データは正規分布に従っていると思われるから

↓(したがって)

170cm前後のサイズを多めに生産するべき

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このように、数字を読むときのコツは、その数字を見たときに「つまり」「なぜなら」「したがって」を自問自答しながら考えること。

そして、「◯◯◯しましょう」「◯◯◯するべき」といった“すべき行動”を導くことなのです。

■3つの接続詞を自分に問いかける

「先月の予算達成率は95%」という数字を見れば、予算未達だったことは誰にでもわかります。でも、それだけでは数字を読んだことにはならないのです。

ビジネスにおいては、「で、どうすればいいの?」の答えがないといけませんよね。

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「先月の予算達成率は95%」

↓(つまり)

5%ショート。これは、期待していた新製品の動きが鈍かったことが大きい要因である

↓(なぜなら)

他の製品は過去のデータを調べてみても、好調を維持しているから

↓(したがって)

早急に新製品の販売強化をするべきだ

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この3つの接続詞を自分に問いかけることで、自然に数値分析をする思考回路になり、結論となる“すべき行動”も最短距離で導けます。

しかも、それを上司やお客様など第三者に説明するときにこのまま使うことが可能。論理的でわかりやすい説明になっているはずです。

数字が読める人とは、数字から行動を導ける人なのです。

どうかこの1行を頭の片隅に置いて、明日から会議資料やパソコンのなかにあるデータを眺めてみてください。「数字が苦手」と「論理思考が苦手」を一度に克服できる、一石二鳥の仕事術ですよ。

(文/深沢真太郎)

 

【参考】

ビジネス数学の専門家 深沢真太郎 〜数字が苦手な人の救世主〜-YouTube

ビジネス数学ブログ

深沢真太郎(2015)『そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?』日本実業出版社

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