40代の平均喫煙率は38.5%!タバコ部屋に情報が集まる理由

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2016.08.12

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社内におけるコミュニケーションは大切ですよね。ちょっとしたことが、仕事に影響を与えることもしばしば……。コミュニケーションの機会はいろいろで、例えばランチやお酒、タバコ部屋、などがあります。

なかでも、非喫煙者にはわかりづらいのがタバコミュニケーション。

実際、『マイナビニュース』が自社サイトの会員500人に「喫煙所での“タバコミュニケーション”の存在を知っていますか」と質問したところ、46.4%が「いいえ」と答えています。

つまり、半数近くのビジネスパーソンにとって、未知の世界ということ……。とくに女性はイメージしづらいですよね。

いったい、タバコ部屋ではどのようなコミュニケーションが行われているのでしょうか? 今回は、タバコミュニケーションの意外な効能に迫ります。

■タバコ部屋だと相手から警戒されずに情報収集できる!

もしも会社の情報を集めたいと思ったら、どのような手段を使おうと思いますか?

一般的に、目安とされる離職率や業界の評判は、上場企業であれば比較的容易に把握することが可能です。しかし中小企業などでは、そうした情報は非公開ですから知る由もありません。

「各部門の担当者や権限者に聞きまくる」という手段も決して間違いではありませんが、効果的とはいえません。「なにをかぎ回っているんだ」と警戒されてしまうかもしれないからです。

ネットで得られる情報には、精度の問題があります。

顧客や取引先に会社の評判を聞いても、ネガティブな情報はなかなか入ってこないもの。それどころか、リークされる危険性があるのでお勧めできません。

会社は階層別のヒエラルキーによって構成されており、上位役職者でなければ収集しにくい情報があります。具体的にいえば、組織や人事情報、会社のネガティブ情報(赤字、リストラなど)などは一般社員では簡単に収集できません。

しかし、非常に簡単な方法で収集できる場合があります。

JTの「平成26年全国たばこ喫煙者率調査」によれば、成人男性の平均喫煙率は30.3%であることが明らかになっています。

ところが、40代は38.5%、50代は36.6%と、会社の上位管理職と推測される層の喫煙率はいまだに高い水準を維持しています。

実は、情報収集のためにタバコ部屋へ行く人は少なくありません。上位管理職が憩いの場として集うタバコ部屋は、情報の宝庫だからです。

いまは完全分煙制をひいている会社が多く、タバコ部屋は小さいスペースで奥へ奥へと追いやられています。ところがその結果、この部屋に集う住人のコミュニケーションが深まっているのです。

■タバコ部屋では役員だけでなく人事との情報交換も可能

喫煙者は休憩も兼ねて行くので、仕事のことも仕事以外のことも気軽に会話できるメリットがあります。リラックスしている状態だからこそコミュニケーションもとりやすく、しかも5分程度の短い時間なので席を外しやすいのです。

会社によっては、社内のおエライさん(役員)が来るときもあります。喫煙所で印象に残っていると(よい印象であることが重要ですが)、社内プロジェクトの際に声がかかる場合があります。

おエライさんが社内の情報を欲しているケースも少なくありませんが、タバコ部屋であれば気軽に会話をすることができます。

上司や部下に関係なく、所属もさまざまです。普段接する機会の少ない他部署の課題や悩みを耳にすることで、組織全体を見渡す広い視野を持つことができます。

とくに人事情報は信憑性のあるものから、リストラに関するものまで多種多様です。

また、なにげない雑談が良好な人間関係につながる例も少なくありません。

たとえば、仕事や私生活で息詰まったとき、利害の対立を抜きに人々が寄り合い、雑談に花を咲かせる場があるのは精神衛生上も大切なことではないかと思います。

よい情報も悪い情報も充分に踏まえたうえで、ご自身の判断で取捨選択することをおすすめします。くれぐれも表面上の情報に惑わされないことです。しかし、そのためには情報精度が重要であることもお忘れなく。

(文/コラムニスト・尾藤克之)

 

【参考】

非喫煙者も見逃せない!? -“タバコミュニケーション”って本当にあるの?-マイナビニュース

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