13日の金曜日といえば、多くの欧米諸国で不吉とされる日。
「キリストの最後の晩餐の場にいたのがキリストと弟子を合わせて13人で、その後キリストが十字架にかけられたから」という説をはじめ、他にもさまざまないわれがあります。
また、イタリアでは17日の金曜日、スペイン語圏では13日の火曜日が不吉とされているそうです。
そんな不吉な日は、「嫌なことが起こるのでは?」となんとなくソワソワしてしまうもの。できれば、あまり来てほしくないですよね。
そこで今回は、13日の金曜日が年に何回あるかをクイズにしてもらいました。○×問題なので、直感で答えてくださいね。それでは、問題を見ていきましょう。
■ちょっと不吉な数字の○×クイズ・問題編
「1年間で3回、13日の金曜日がくる年がある」
これは○でしょうか? それとも×でしょうか? 30秒以内にお答えください。
選んだ理由もちゃんと説明できるよう、準備しておいてくださいね。
■ちょっと不吉な数字の○×クイズ・解答編
さて、みなさん、答えはわかりましたか?
ズバリ、正解は「○」でした!
正解でしたか? それとも不正解でしたか? さっそく、気になる解説を見ていきましょう。
毎月13日は、月曜から日曜のいずれかになります。そのため、13日が金曜日になる確率は1/7です。
1年は12ヶ月なので、1/7×12=12/7です。つまり、1.714くらい。すると、13日の金曜日は1年に2回弱あることになります。
ここまでの説明だと、「13日の金曜日が3回ある年はない」と考えてしまうかもしれません。
しかし、ここからがポイント。
2月はうるう年でなければぴったり4週なので、2月と3月は同じ日にちと曜日の組み合わせになるのです。
2月13日が金曜日であれば、3月も13日の金曜日になるので、1年に3回「13日の金曜日」があることになります。
たとえば、2015年や2026年がそれにあたります。
○が正解な理由は、パッとこのような計算ができないとたどりつきません。よって、30秒で即答できた人は、数字の天才である可能性が高いです。
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なんとなく○を選んで正解した人は、解答を知って驚いたのではないでしょうか。
正解した人も不正解だった人も、これから2月に13日の金曜日があったら、その年は3回「13日の金曜がある」と覚えておいて、ちょっとした話のネタにしてみては?
ちなみに2016年の13日の金曜日は、5月13日の一度だけなのでご安心を。
(文/平野鞠)