今年3月に「日本人男性は世界で最も家事に協力的でない」との調査結果が経済協力開発機構(OECD)から発表されて、インターネット上で大きく話題になりました。
それで、「やっぱり家事を手伝ってくれる外国人男性がいいな~」なんて思っている女性はいませんか?
確かに、日本人よりは家事を手伝ってくれるかもしれませんが、あなたの想像以上にやってくれるわけではないようですよ。
■女性は男性の5時間半以上も家事をしている
先日、『BBC NEWS』の調査によって、女性が家事をする時間の平均は11時間半であるのに対し、男性は6時間のみということが明らかになったのです!
つまり女性は毎週、家事に丸一日に当たる時間を家事に費やしているのです。これは男性の約2倍になります。海外の調査でも男女の家事時間にこんなに差があるなんて、驚きですよね。
この調査で、女性の主な家事はシーツの交換(86%)、トイレ掃除(83%)で、男性の主な家事はごみ捨て(80%)とDIY(78%)との結果が出ました。
男女共通の家事はなんと、“トイレ掃除とアイロンかけ”となっているのです。国際結婚に憧れる女性は、ちょっとばかしショックを受けたのでは?
■女性は男性より自分の家事労働の評価が低い
今回、調査を実施した世論調査会社ComResのアダム・ラドローさんは、「男女で家事の担当がはっきりと分かれている、ということがこの結果から判明しました。
しかも興味深いことに、この種の調査をすると毎回、男性は大胆な評価をして過大評価になりがちなのに対し、女性は慎重になり過小評価をしてしまう傾向があるのです。
女性の家事についての意識は男性と大きく違うことがわかります」と語っています。
このような傾向がある理由は、もしかしたら男性の方が女性より力仕事なので、「家事を頑張っている!」という実感を得やすいのかもしれませんね。
ちなみに、4分の1以上(27%)の同棲中のカップル、とくに若いカップルの間で月に何度か家事について言い合いになることがあることも調査で明らかになったそうです。
やっぱり、どこの国の男性と付き合っても、事前にちゃんとどっちがどこまでやるのか決めないとダメみたいですよ!
(文/水野渚紗)
【参考】
※Women spend 11.5 hours doing housework compared to men’s six-Daily Mail Online