4割の人は難病になっても名医に1円も出せないことが明らかに

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2014.10.27

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みなさんは、ブラックジャックという漫画キャラクターをご存知でしょうか?

知らない方のために簡単にご説明すると、治療が困難な病気や怪我を治す代わりに法外な手術費を請求する、天才無免許外科医です。

彼はいつも決まって何千万、何億、という単位の手術費を請求しますが、ほとんどの患者の命を救うスーパーヒーローなのです! 漫画キャラクターではありますが、実際に彼がいたら大勢の人が救われると思いませんか?

人間、年をとると病気の心配が増えていくもの。病気や怪我をしたら、不安ですよね。彼に治してほしいと思う人は多いのではないでしょうか。

それで、もし彼がいたらと仮定して、100人の方から「ブラックジャックにしか治せない病気になったとき、いくら彼に手術費を払えますか?」アンケートをとってみました。

すると、平均114,671,053円となりました!

■4割の人が手術費を払いたくても払えない!

今回のアンケート回答の上位は、次の通り。

[1位]0円・・・38人

[2位]1,000万円/100万円・・・12人ずつ

[3位]1億円/全財産・・・6人ずつ

この数字を見るとわかるように、0円と答える人が驚くほど多いのです! ビックリですよね。理由を見てみると、切実な声が多く聞こえてきました。

一番多かった回答が「お金がないので払えないです」。他には、「そこまでして生きていたくない」「寿命だと思うから手術を受けない」といった回答も……。

回答者の約4割が「払いたくても払えない」という現実がそこにはありました。こうやって見ていくと、日本の貧困が社会問題になっているのがよくわかります。

さらに回答者の男女別の傾向を見てみると、男性の約5人に3人が0円という衝撃の回答をしていることが判明!

[男性]55人中29人が0円

[女性]45人中9人が0円

男性は「払いたくても払えない」というよりは「自分だけは病気にならない」という思い込みや「何とかなるだろう」と軽く考える傾向があり、女性に比べて健康への意識の低さを感じさせる回答になっています。

もちろん、年齢による偏りがあると思います。しかし、お年寄りでも0円で「治らなくても良い。そんなお金はない」という人がチラホラ……。

一方、1,000万円と回答した人の中には、「出せるだけの金額。命はお金に換えられないから」という意見が複数あり、これは老いも若きも同じように両方見られました。

■がん治療費は数百万円くらい必要になる!

他には、「自分にだったら300万それくらいの価値しか自分にはないから。子供だったら全財産投げ出す」というのがありました。

確かに、自分ならお金は出したくないけど家族にだったらいくら払っても良いという人は多いでしょう。

ブラックジャック自身も「私なら母親の値段は百億円つけたって安いもんだがね」という名言も残しております。

それでは、現実的に3大疾病の言われるがん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中などになった場合はどれくらいの治療費になるのでしょうか?

筆者はファイナンシャルプランナーでもあるので詳しいのですが、がんは他の病気と比べ入院期間は長期化しやすく治療費も高額になる恐れがあります。

また、トータルで数百万円もの治療費がかかってしまうことも考えられる病気です。

しかも公的な保険ではなく、先進医療や自由診療を使わないと治癒できない場合も多く見受けられます。

厚生労働省の「平成23年度6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について」によると、先進医療の中には放射線治療などがあり、重粒子線治療の平均費用は約295万円、陽子線治療の平均費用は約268万円もします。

自由診療についても、大腸がんの治療に国内未承認の抗がん剤を使用した場合は約360万円となっています。

こんなに高額にもかかわらず、医療保険に入っていても全ての治療費が保険でおりるとは限りません。

ブラックジャックほど高額だと「払いたくても払えない」というのはわかります。しかし、いざという時のためにも最低でも医療用の費用としてまずは100万円くらいの貯蓄をしっかりと貯めておきたいものですね。

(文/ヨースケ城山)

 

【参考】

平成23年度6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について-厚生労働省

がん保険のSBI損保<公式サイト>

【調査概要】

調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』

調査期間:2014年10月17日(金)

調査対象:全国20~60代の男女計100名

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