そろそろ、重ね着が楽しい季節になってきましたね。
冬は夏よりアイテムが増えるので、どれとどれを合わせたらいいのか、鏡の前で色々と考えてしまいますよね。それで今から、「お金が足りない!」と嘆いている女性もいるのでは?
服を買うと、いつの間にか浪費していませんか? そう、実際に女性は無意識のうちに、相当の額をファッションに使っているのです!
■女性は約9,000万円もオシャレで無駄遣い!
なんと今回、高級ファッション古着を販売するCovetique.com社が、世論調査によってイギリス人女性は生涯でファッションに平均50万英ポンド(約8,698万円)費やしていると発表しました。
この事実は、インターネット上で大変な議論を呼びました。コメント欄は「ただのゴミだ」「こんなに私は使っていない」「僕の妻はもっとファッションにお金を使っています」などと大盛り上がり。
約9,000万円というと、高級車が余裕で買えちゃう金額ですよね! これだけのファッションアイテムが残っていたら、小学校の体育館くらい軽く埋まってしまいそうな気がします。
ちなみにイギリス人女性は、服や靴、アクセサリーに1ヶ月あたり1,200英ポンド(約20.8万円)を費やしている、とのこと!
日本では新卒の初任給が20万円もないくらいので、日本人女性がこんなに使っていたら、破産してしまいますね……。
それで、70歳までに50万英ポンドは出資しているそうです! もちろん、年齢と共に金額は減っていくので、考慮した上で50万英ポンドとなる様子。
■多くの女性は服の価値に気付いていない!
死ぬまでに約9,000万円も使っていた、ということだけでもかなりの衝撃です。しかし、もっと驚くべき事実があります。
調査対象となった30~45歳の1,100人の女性のうち、70%は自分のワードローブにそれだけの価値があることを忘れていたのです!
ただ、50%以上の女性は自らのクローゼットに高級ブランドの服が埋め尽くされていることを認めました。
この世論調査で平均的な女性はファッションアイテムを不動産や高級自動車、アート、ワインなどと同じような“資産”とは捉えていないということが明らかになったのです。
つまり、女性はファッションアイテムを、あくまで消耗品として考えているのです!
確かに、言われてみればストールやハイヒールをダイヤモンドのように「いつまでも残しておこう」とは思わないですよね……。
しかも私達女性は、新車10台分の相当があるファッションアイテムがあっても、84%の対象者は自らのワードローブに保険をかけていません。そもそも、今まで一度も保険をかけるということを考えることさえないのです。
女性のこういった傾向について、Covetique.com社の創設者兼CEOであるニコラ・マクラファティ氏は、「自分のワードローブの生涯価値と、一生ものとして投資する価値があるファッションアイテムを理解できるようになれば、女性はさらにファッションアイテムを有効活用できるようになるでしょう。
実は、どのタイミングで何をキープして、いつ不要なものを手放すか見極めることが大きな違いを生むのです。ぜひ、もっとファッションアイテムのことを知ってほしいです」と語っています。
振り返ってみれば、結婚式用のドレスや、ちょっとハイブランドのバッグを買う月もありますよね。でも、買ったらそのままクローゼットにしまうので、愛でることはしません。
せっかく自分で稼いだお金を使って買ったものなのですから、もっと大事にしていきたいですね。
(文/水野渚紗)
【参考】
※The average British woman spends £500,000 on fashion over a lifetime-Daily Mail Online