同じ会社の社員全員から好かれることって、絶対に不可能ですよね。
だから、一部の人から自分が嫌われることは覚悟して働かないといけません。もちろん、逆に自分もどうしても好きになれない人もいますよね。一緒に働く以上、そういった人とは離れたくなるのがやっぱり人情。
それでは、そんな嫌いな人とは一体どれぐらいの距離が離れていれば働きやすくなるのでしょうか?
今回、『mixi survey(ミクシィサーベイ)』で社内の嫌いな人との距離間について、アンケートを行いました。
すると、なんと平均31.6メートルとの結果に……! 30メートルがオフィスビル7~8階建て、マンション10階建てくらいなので、「いっそ別のオフィスで働きたい」くらいの勢いですよね。
このような意外すぎる結果となった詳細を、以下からお伝えしていきます。
■嫌いな人と100メートル離れたい人は20%も!
まず、一番多かったのが5メートルでした。約4分の1が、「これぐらい離れていれば何とかなるかな~」と思っている様子。机でいえば、3個分というぐらいでしょうか?
これぐらい離れていれば、顔を合わせることも少なく、声も聞こえてこないですよね。
次が10メートル。これは、そこそこ距離がありますね。部屋の大きさにもよりますが、小さいオフィスだと、部屋の端と端ぐらいでしょうか?
そして、次が15メートル。この3回答でほぼ半数が占めました。
残りの半数は、20メートル、25メートルと距離が長くなっていきますが、やはりオフィスの広さを基準にしているのではないでしょうか?
ここまでは想像の範囲内ですよね。実は、中には驚愕の回答も……。なんと「100メートル離れてほしい」という方が20名も近くいたのです! 距離感というよりもはや「視界から消えて」というのが本音なのでしょう。
■本当は好きだから誰かを嫌いになってしまう!?
最後に、そんなに離れたがる理由についても聞いてみました。
回答で一番多かったのが、「生理的に無理」というもの。この「生理的に……」は、相性みたいなものですよね。明確な理由があるわけでもないでしょう。恐らく余程なことがない限り、お互いが歩み寄ることはなさそうです。
ここまで嫌っていたら、一緒のオフィスで気持ちよく働くことは難しそうな気がします。
ちなみに「生理的に……」と似た回答に、「嫌いなものは嫌い」「波長が合わない」「存在が受け付けない」などがありました。
もちろん、こういった回答だけでなく、明確に嫌いな理由がわかっている方も一部いました。「意地悪だから」「以前その人と揉めたから」「陰湿な性格が嫌だから」「人の悪口ばかり言うから」など、性格的なものも結構多い回答でした。
ただ、中には「同僚を嫌いになったことはありません」「嫌いにならないように気を付けています」「そもそも私は嫌いな人がいません」などの模範的な回答もチラホラ……。
あと、思わず「深いな~」と唸ってしまった回答がひとつ。それは、「好きだからだと思う」という、人間心理を読み取るような興味深いもの。
嫌いという感情は好きの裏返し。そう考えると、相手に対する苦手意識が減りませんか? 同じ会社にいる以上、31.6メートルも離れて仕事するのは不可能です。適度に距離をとるのも大事ですが、あまり「この人嫌い!」と考えすぎないことも大事ですよ。
(文/岡副貴士子)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『mixi survey(ミクシィサーベイ)』
調査期間:2014年10月31日(金)
調査対象:全国20代以上の男女計100名