将来なくなる職業はない?調査でわかった日本人の甘すぎる考え方

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2014.12.08

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『週刊現代』が先日、あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」を発表して話題になりました。

これは、702業種について、オックスフォード大学が、2020年にコンピュータに取って代わられる確率を試算したことで判明した、衝撃の未来予想です!

「大丈夫か、自分!」と、焦った人にもそうでない人にも、まずは、消えると予想された職業の、ほんの一例をご紹介しましょう。

・電話オペレーター

・レジ係

・ネイリスト

・銀行の融資担当

・弁護士補助

・会計監査人

不安をあおるつもりは毛頭ないのですが、上記の仕事がコンピュータにとって代わられる確率は、いずれも90%以上なのだそうです。なんとも衝撃! こうしちゃいられません!

そこで、全国20~30代の男女100人に、日本人がどれぐらい危機感を持っていると思うか思わないか聞いてみました。

すると、64%の人が「日本人は10年後なくなる仕事に対しての危機感が薄いと思う」と回答。つまり、6割を超える人たちが「危機感薄いぞ、日本人!」と感じているのです。

一方、3割強の人たちはとくに危機感の薄さを感じていないということになります。この人たちは、能天気なのか楽観的なのか、それともすでに危機感をひしひしと感じているということなのでしょうか?

何とも判断しかねるところです。アンケートに寄せられた具体的なコメントも合わせ、詳しく見ていきましょう。

■未婚者は危機感が薄いと思わない

「危機感が薄いと思う」と回答した人は、男女ともにほぼ同数でした。ただ、「危機感が薄いと思わない」と回答した人を既婚・未婚の観点でみると、大きな違いがみられました。

「危機感が薄いと思わない」と回答した人が、既婚女性では3人、既婚男性では6人だったのに対し、未婚女性では15人、未婚男性では11人とかなり多くなっていたのです!

基本、頼れるのは自分だけという経済状況からして、未婚者はすでに危機感が超厚かったのでしょうか? そう思いきや、真相は意外なものでした。

■お一人様の将来は未知数だった

まずは「危機感が薄いと思う」と答えた方々のコメントから、なぜそう思うのかをご紹介していきましょう。

「国がなんとかしてくれると思っているから」

「危機感があっても、今が手一杯でそれどころではないのだと思う」

「自己主張せず、周りに流される国民性が影響していると思う」

「10年先の事まで考えられない社会だと思うから」

「基本的に他人ごとに考えている人が多いと思います」

なかなかシビアな意見ばかりです。なんだか、どれも思い当たるふしばかり、身につまされる思いがしてならない。という人も少なくないのでは!?

一方、「危機感が薄いとは思わない」と答えた方々のコメントはというと……。

「すでに若い人たちは職業に就けなかったりしているから、危機感も何も感じていないと思います。また、消える職業もあれば、新しい職業も生まれると思うから、危機感は感じられないのだと思います」

「時代に沿った職業が増えると思う」

「突然全部なくなるわけではないし、対処する時間はまだあるんだからそんな焦る必要はないと思うコンピュータが賢くなり、システム的に充実したとしても、生身の人間の複雑な感情を理解し、対処できるのはまだまだ生身の人間だけだと思うので」

「週刊誌の記事の信頼性が低いからです」

「手仕事はまだまだあります」

「実際、そんなに消える職業はないと思う」

こちらはすべて、未婚者からのコメントです。柔軟で楽観的な見解とも言える一方で、「それでいいのか?」と、ちょっと不安のよぎる部分もあります。

結局、今後私たちはどうしたらいいのでしょう? 『週刊現代』の記事によれば、コンピュータやロボットには真似のできない、芸術やクリエイティブな分野に、私たちの今後の活路はあるとのこと。

となれば、これからの自分磨きは、資格取得より、クリエイティブ脳を刺激するような習い事を選んでみては?

(文/富士峰子)

 

【参考】

オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」702業種を徹底調査してわかった-現代ビジネス

 

【調査概要】

調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』

調査期間:2014年11月21日(金)

調査対象:全国20~30代の男女100名

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