ショック!日本の労働力は親の介護問題で●●%も低下してしまう

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2014.12.14

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どんなにサバを読んだところで、人間、いつまでも若くいられるわけではありません。年令とともに体力等が落ちてくるのは当然のこと。でも、何より顕著に感じられるのは、自分以上に親の老化では?

そして、親が体を壊し始めたりすると、やはり徐々に介護問題も気になり始めますよね。

ただ、もしも親の介護を自分でするとなると、バリバリ働けなくなる可能性がありますよね。何となくイメージはできるけど、実際にはみなさんは、どんなふうに捉えているのでしょう?

そこで、全国20代~30代の男女各50人に、「親の介護問題は、日本の労働力の低下に何%影響していると思いますか?」というアンケート調査を実施。

すると、35.5%影響アリと思っていることがわかりました。え~! ちょっと大きい! 労働力がこんなにダウンしてしまって、日本は大丈夫なのでしょうか?

ざっくり考えて、1日8時間労働だったとすると、3時間弱の時間が失われるというか、影響を受けてしまうことになります。その分、毎日、たとえば残業でがんばらなければいけないとなると、これはかなり大変な話ですよね。

では、寄せられたコメントも合わせ、親の介護問題についてみなさんがどのように捉えているのかをもう少し詳しく見ていきましょう。

■独身男性は介護問題の実感が薄かった!?

親の介護問題により、35.5%労働力に影響があるというアンケート結果を分析してみました。まず、男女での違いですが、男性で32.8%、女性で37.2%と、女性の方が介護問題による影響を若干危惧していることが判明。

さらに、独身の男女で比較しました。すると、未婚男子が29.6%であるのに対し、未婚女性は37.4%と、7.8%もひらきがあったのです。では、独身男性側のコメントからご紹介していきましょう。

「兄弟に任せるなどの理由で、親の介護と無縁の人もいると思います」

「そういう問題に直面していないので全く分かりません」

「稼げば解決するから、全く問題ありません」

「仕事の形はいくらでも変化させることができますよね」

このように、介護問題は他人事という人と、なんとかできるという前向きな見解を述べる人が目立ちました。次に、女性側のコメントです。

「実際に今、困っています」

「介護のために時折里帰りしている友人がいますが、そのたびに仕事を長期で休まなきゃいけないので、大変そうです」

「まだ“介護は家族で”という考え方の人が多いのかも。される方もする方も」

このように、すでに介護をしている(したことがある)、もしくは、周囲に介護をしている人がいるという人が目立ちました。そのせいか、男性より女性の方が現実的で、やや悲観的な考え方をしている傾向が!

また、「家族が介護してあげるのは当然のこと」と考えている独身女性もいて、これは独身男性には見られない特徴でした。

■結婚してからシビアな現実を知る男達!

ところがです! 結婚後は、なんと、男女の比率が逆転していたのです。詳しい数値でいうと、既婚男性が40%。既婚女性が36.6%でした。独身時代は30%をきっていた男性陣、結婚後はまさかの40%超えです!

これは、介護問題を他人事と考えていた人達が、結婚して当事者になったとたん、テンテコマイになったというパターンなのでしょうか!? 実際に既婚男性陣から寄せられたコメントをみましょう。

「控除額を増やすべき」

「やはり親の立場からしてみれば、“自分の子に見てもらいたい”というのが正直な意見だと思う」

「介護問題はまず、行政と企業が考えること」

このように、社会的なシステムから変えようという意見が目立ったなか、親の立場に立ってみるという発想が芽生えてきた人もいました。

一方、既婚女性は、「富裕層は、特定老人養護施設に預けるなどのことをする」等々、経済的な問題を示唆する声が目立つなど、引き続きしっかり現実主義でした。

どうやら、「親の介護を考えましょう!」と言うまでもなく、女性は現実的で未来予測も自分なりにできているようです。これならうまく仕事と折り合いが付けられそうですね。

みなさんの中にも、介護問題を悲観的に捉えている人もいるかもしれません。しかし、「案ずるより産むがやすし」と考えてみては? 女性の場合、ショックの落差は男性ほどひどくはなさそうですよ!

(文/富士峰子)

 

【調査概要】

調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』

調査期間:2014年11月21日 (金)

調査対象:全国20代~30代の男女各50名

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