未婚アメリカ人の「結婚願望あり」が53%まで激減している理由

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2014.12.12

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「結婚したいけど、イイ人がいない~! 出会いがない~!」とは、日本の若い男女からよく耳にする話ですね。

しかし、結婚願望のある人自体が少なくなり問題となっているのはアメリカです。『Pew Research Center(Pew研究所)』の未婚アメリカ人調査では、「結婚願望あり」が2010年は61%だったのに対し、2014年には53%まで減少。

これには根深い理由があるようです。今回はその理由をお伝えしたいと思います。

■未婚アメリカ人女性が落胆している訳

未婚のアメリカ人女性の希望する結婚最低条件として上げられるのが、“男性が定職に就いている”ということ。つまり、「夫は外で働くべき」という価値観もまだまだ根強く残っているようです。

実際、同調査では未婚アメリカ人男性のうち、仕事をしている人は65%しかいないとの結果が。結婚したい女性が落胆してしまうのも無理はありません。

結婚願望が薄れてしまう事態もありえるでしょう。これは雇用問題などがかかわってくることで、国で改善しなくてはならない大きな課題といえそうです。

■アメリカの未婚女性と未婚男性の割合

また、アメリカの25歳~34歳の未婚男女の人数の割合を見てみると、現在女性100人に対して男性126人。その中で仕事をしている男性は、91人です。

この働く男性の数字は、過去と比べるとかなり少なくなっています(1960年では女性100人に対して男性は139人が仕事をしていました)。

人種別にみると事態はさらに厳しく、黒人未婚女性100人に対し、仕事をしている黒人未婚男性は51人しかいない状態です。恐らく、定職を持つということが、いかに難しいかを物語っているでしょう。

対して、日本では2014年の就職率が大卒94.4%、高卒96.6%(2014年厚生労働省・文部科学省調べ)と、最近はかなり上がってきています。

“働いている男性”が結婚最低条件とするならば、日本女性は恵まれているのかも。それでも結婚に踏み切れない女性は大勢います。

「結婚したいけど全然できない~!」が口癖の人は、自分の結婚相手に希望する条件が厳しすぎるのかもしれません。最低限これだけは、というラインを見直すのも手ですね。

アメリカのデータを見てみて、いかがでしたか?

アメリカでは結婚願望のない未婚者が増えています。これは国で改善をしなくてはならない問題が根底にあるといえそうです。幸せのカタチは人それぞれですが、結婚して家庭を築く選択肢も幸せにつながることを忘れずにいたいものですね。

(文/齊藤カオリ)

 

【参考】

78 percent of never-married women are looking for a spouse with a job. Finding one might be tricky-Vox

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