朝起きると身体がだるい、やる気が出ない、ということがありますよね。普段、「いつものことだし、みんなそうだろう」などと思っていませんか。
ところが、『ハーバード・ビジネス・パブリッシング』発表によると、寝る前のたった10分間の行動を少し変えるだけで、スッキリしちゃうかもしれない、とのこと。
本当に簡単なことで、朝の気分や行動に大きく違いが出てくるのだそうです。
ということは、逆に考えると寝る前の10分間の使い方を間違ったままだと、ずっとダルくて不機嫌で小じわが増える日々が続くかもしれません……! そんなのはやっぱり、嫌ですよね。
そんなあなたは、下記の5つのリストをチェックして、寝る前の10分間を変えることで、あなたの朝を変えちゃいましょう。
■1:寝る前の10分間は、好きなテーマの本を読む
読む努力がいらないもので、楽しい気分になる本なら、テーマはなんでもOK。ただ、仕事関連は絶対にNG。“寝ること=リラックス”にならないからです。例えば、動物系の本とかがいいかもしれません。
■2:寝る前の10分間は、室温をちょっと低めにする
米国睡眠協会の調査によると、オススメは摂氏16~19度ぐらいだそうです。室温も高くなり過ぎないように、気を配ってみてください。
■3:寝る前の10分間は、ブルーライトを避ける
パソコンやスマホの画面から発するブルーライトは、眠りのホルモンと言われるメラトニンの生成を抑制する働きがあるそうです。
ブルーライトは、日中の青空の下の光の一部なので、寝る前に日光を浴びているのと似た影響を受けてしまうわけですね。ブルーライトをカットするサングラスなどを使うようにしましょう。
■4:寝る前の10分間は、キャンドルをつける、心地よい音楽を流す
寝る前の時間を、落ち着いた雰囲気で満たしてみましょう。暗めの部屋とキャンドルの揺れる炎は、驚くほど人を静かな気持ちにさせてくれます。落ち着いたBGMがあれば、なお良いでしょう。
■5:寝る前の10分間は、「ありがとう」を伝えるメモや手紙を書く
誰かに感謝を伝える行動は、相手の幸福度ではなく、自分の幸福度を上げる行動なのだそうです。ちょっと意外ですよね。
でも、どこかで「1日に1,000回“ありがとう”と唱えると、運がよくなる」なんて話を聞いたことはありませんか? 自分の幸福度が上がるから、運も開かれるのかもしれません。
例えば、素敵なサンキューカードに「ありがとう」と書いて伝えるのも、幸福度を上げてくれそうです。
……心身ともにスッキリした朝を迎えるには、寝る前10分を、リラックス&心地よさで過ごすと良いみたいですね。逆に、ネガティブな気持ちになりそうなことを見たり聞いたりすることは、避けるべきです。
もちろん、人間なのでネガティブな気持ちを、常に避けることは難しいです。しかし、寝る前の10分間だけなら出来そうな気がしませんかか?
リラックスと心地よい気持ちで満たした寝る前の10分間を過ごすと、目覚めの気持ちも、身体の調子も、仕事の能率も、そしてもちろん美人度も、ずっとレベルアップしますよ!
(文/粟飯原由布子)
【参考】
※How to Spend the Last 10 Minutes of Your Day-Harvard Business Review