子供の頃って、なんで野菜があんなに嫌いだったのか? 時々不思議に思うのですが、みなさんはどうですか?
筆者は出産後、体が野菜を求めている衝動に駆られ、野菜が大好きになりました。でも、これって「自主的に食べようとした!」というよりは、体からの声に導かれただけ。
意識して野菜を摂るよう心掛けたのは、いったい何歳くらいの時だったのか……? ふと気になり、20~30代の男女100人のみなさんに「“たくさん野菜を食べなきゃ!”と意識するようになったのは何歳からですか?」と話を聞いてみました。
そしたらなんと! 平均23.75歳との結果に。20歳を3年以上過ぎて、ようやくみんなが野菜を食べるよう意識し始めたことが判明。
筆者も人のことは言えませんが、「日本人の野菜摂取意識は本当に低いんだな~」と改めて思い知らされました。それでは、みなさんの野菜に対する本音を見ていきましょう!
■野菜を意識して食べるようになった年齢ランキング
1位:20~25歳(23%)
23%のうち16%は女性でした。1番多かった理由は「一人暮らしを始めて、野菜を意識するようになった」という声。自炊するようになると、野菜の大切さを少しは考えるようになるのかも。
2位:26~30歳(17%)
大半を占める11%が、男性でした!
しかし、寄せられた声は男女ほぼ同じで、「体力に衰えを感じ始めた」「不摂生がたたって体の調子が悪くなり食事を見直した」といったものでした。確かに25歳を過ぎたころから、体に変化が出てきたなぁ……。
3位:4~19歳(15%)
こんなに若い時から野菜を意識できたら、本当に素晴らしいですね! この年齢を回答したのは、ほぼ女性でした。
彼女達は「物心ついた時から家で野菜を食べるよう教育された」と語っていて、それがしっかり身についている様子でしたよ。
4位:31歳~(12%)
「30代から気づくなんて遅いな~」と思ったら、男性が8%を占めていました。理由も「健康診断で引っかかった」とか、「剥げてきたから、食べ物にも気を遣うようになった」とか。
原因探しをした結果「野菜を摂ろう」という意識が芽生えたパターンのようです。
■驚くべきことに今も野菜食べない野菜嫌いが21%もいた
一方、「野菜は嫌い!」と断言する人が21%もいることに驚いたのですが、そのうち男女の比率が同じくらいだったことにもビックリ。
というのも、女性は無理してでも「野菜を食べよう」とするイメージがあったからです。コメントはほとんどが「ノーコメント」で、「単に嫌い」「必要とも思わない」といった声が数名寄せられていました。
また、21%のうち18%が未婚者だったことには納得でした。どうしても自分の分だけとなると、食事バランスが後回しになってしまうのも現実かもしれません。
このアンケート結果から、社会問題にもなっているように、日本人の野菜を摂る意識はとても低いことがよくわかりましたね。
しかし、野菜を摂ることは、誰のためでもない自分の体のためです。
自分の体のことをきちんと考えている人は、野菜摂取量どころか「どんな野菜を食べるか?」「食事の際には野菜から先に食べよう!」など、体に良いことをどんどん取り入れているようです。
あなたの体は、あなたしかメンテナンスしてあげられません。このことをよ~く考えて、自分の食生活をもう一度、見直してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、体は野菜を1日、350g必要としているそうですよ! 今日からぜひトライしてみましょう。
(文/喜田宏美)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2014年12月1日(月)
調査対象:全国の20~30代の男女100名