仕事をしていれば、必ず一度は遭遇するのが、自分は完ぺきだと思い込んでいるデキない同僚!
偉そうなのに仕事は穴だらけで、尻拭に追われる遭遇者はさぞや迷惑していることでしょう。また、こういうタイプって、平気で「自分は完ぺきです(ピシッ!)」みたいなこと言い放っちゃうからスゴイ。
そこで、デキないくせに「自分は完ぺき」みたいなことを言われて不快になった経験を全国30代の男女100名に聞いてみました! すると、73%もの人が「不快な経験がある!」と答えました。
しかも、お怒りモードで実感のこもったコメントの多いこと! これは、無視できない“デキない完ぺき人間”公害。早急な対策が必要ですね。
■「ムカつく!」不快度100%が驚愕の●割
デキない完ぺき人間への不快感について、なんと、4割の人がMAX100%と答えました。
「ああいったバカは死ぬまで治らない」
「仕事できない上に自分もわかってないなんて、たち悪い」
「口先だけなので“黙ってろ”と言いたくなる。何かあると真っ先に役に立たない人材」
「いつも上から目線。先輩面だけど指示した作業手順がまったく正しくなかった、又は必要なかった」
「たまに“もう少し仕事を任せてほしい”と言われるが、忘年会の幹事もろくにできない奴に、仕事を任せられるわけないだろ」
もう、50%以上では9割に達する結果です。こんなにも周囲を辟易とさせる彼ら。では、みなさんからの回答を元に、その特徴を具体的にご紹介します。
■完ぺきと思ってるから軌道修正が利かない
寄せられた迷惑エピソードを分析すると、共通する次のような特徴と流れが見えてきました。
オレスペック:自己中心的、自己主張が強い。
オレ「豊富に勉強(経験)したから完ぺき」
オレ「オレより不完全だから、お前ら見下す」
オレ「完ぺきなのに注意されるとか意味不明、ムカつく!」
周囲「かなり仕事できないし無責任だけど……。自覚ないね」
オレ「やっぱりオレ、完ぺき!」
周囲「お前のせいで、残業……!」
一番の問題は、「仕事の要点が分からず、雑でとにかくミスが多い」という点。また、「自分は完ぺきだと思い込んでいるので、注意しても“なんで?”という雰囲気で、話にならない」なども……。
“完ぺき”ゆえに軌道修正が利かないから、「馬鹿は一生治らないし、一生大口叩いていなさい」と放置されるのが現状のようです。
■奴らを相手にしないでは済まない対人関係
対策としては「視界に入れない」「極力相手にしない」など、やはり近寄らないという人が圧倒的でした。
しかし、同じプロジェクトメンバーや、さらに上司だったらそうはいきません。この場合は、「おだてておけば無問題」「面白がる」「完ぺきじゃないから指摘する」などの意見が。
自分のスルー力に頼るばかりではなく、あえてイジる訳ですね! 相手の20枚くらい上をいかないと、更にイライラしそうではありますが……。
実は、著者の元上司にデキない完ぺき部下を次々と円満退職させる人がいました!
そいつは、「君は●●の夢を実現できそうだけど」など、彼らの過剰な自意識や自信を刺激しながら他業に気を持たせつつ、部内仕事は地味なものを渡す。
すると、意気揚々と退職に至るのです。お見事でした。煮ても焼いても喰えない、デキない完ぺき人間。どうやら、相手が成長するとか真っ向勝負で成敗するのもムリそうです。
これは、有効な対策がなかなか見つからない、厄介な問題ですね。みなさんも下手に関わって退職させられないように、注意してくださいね!
(文/茶柱ズバ子)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2014年12月15日(月)
調査対象:全国30代の男女計100名