「ハンドパワーです」なんて昔に流行ったセリフですが、本当にハンドパワーや超能力があったらステキですよね。呪文を唱えると忘れ物が手から出てくるとか、夢のようです。
ただ、大人になるにつれ、「自分にそんな能力はない」と気付いてしまうのですが……。では、子どものころ、超能力を本気で信じていた人はどのくらいいるのでしょうか。
今回、30代男女100人に「超能力を本気で信じていたことがありますか」とアンケートを行ったところ、37%の人が「信じていた」と答えたのです! 意外と少ない気がするのは筆者だけでしょうか……。
その人たちが何歳まで超能力を信じ、何キッカケで信じなくなったのかも聞いてみたので、以下から紹介します。
■信じていた年齢と信じなくなった理由
やはり天真爛漫な小~中学生時代は「超能力はある!」と考えていた人が多数いたようです。昔はスプーン曲げやマジック番組がテレビでも流行っていたので、影響を受けた人は多かったのでしょう。
アンケートで「何歳まで超能力を信じ、何で信じるのをやめましたか」という質問も含めたところ、次のような回答が寄せられました。
「12歳まで信じていたが、スプーン曲げができなくて信じるのをやめた」
「10歳まで、動物と話せたらいいなと思ってずーっと話しかけていた。でも難しかった」
「小学生くらいまでは信じていたが、どんな不思議現象でもトリックがあるとテレビをみて気付いた」
「10歳、ドラえもんを支持していたけど、現実にはいなかった」
「15歳。テレビで嘘の暴露をやっていたから」
子どもにとって、テレビの影響はやはり大きいようです。
夢を見るのも、現実を知るのも、見る番組によってなのでしょう。超能力のことに関わらず、大人は子どもの見る番組をしっかり把握しておくことは大切かもしれません。
■今でも信じている派も意外に多かった
今回のアンケートで意外にも多かったのは、「今でも信じている」人たちです。
その大多数の人は「自分は使えないけど、超能力は存在する」という主張のよう。広い世の中だからあってもおかしくない、ということなのでしょうか。
「36歳の今でも信じている。科学で解明できない力をもっている人は世の中にきっといる」
「今でも信じる。超能力を使える人は使っていると思うから」
「37歳だが信じている。人間の脳は少ししか使われてないが、全部解放されるとヤバイと思う。普通の人はなかなかナイけど」
「現在進行形で信じている。超能力がある人は、それを隠して生きている」
「現在も信じている。アニメのようにはいかないにしろ、超能力はあるに決まっている」
今も信じている人たちは、総じて「身近なものではないけれど、世界にはあるだろう」と考えているようです。多分このまま一生涯、信じ続けることになるのでしょう。
ということは、超能力を本気で信じたことのある人は37%、妥当な数字かもしれません。その中でも、信じ続けている人が多いのは驚きの事実でした。
信じるのをやめてしまった人との違いは、「仮定を空想と意識するか、現実に置き換えているか」なのかもしれません。
ただ、大多数は「信じない派」ということもお忘れなく。そのため、あまりにもぶっ飛んだオカルト話は、状況を見てから行うようにしてくださいね!
(文/齊藤カオリ)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2014年12月15日(木)
調査対象:全国30代の男女100名