パソコンはとても身近なもの。しかし、突然立ち上がらなくなったり、大事なデータが飛んでしまったり、何かとトラブルにも巻き込まれやすいです。
一度おかしくなると修復に時間がかかってしまい、かなりのタイムロスになるのも、PCトラブルの特徴ですよね。
今回、30代の男女100人に「PCトラブルでどのくらい時間をロスしたと思いますか」と聞いてみたところ、なんと、平均783時間も浪費していたことが分かりました。
つまり、32日と15時間。大変な時間だと思いませんか? アンケートではそのときの状況を詳しく聞いてみたので、以下からご紹介します。
■一番ショックだったPCトラブルとは?
PCに詳しい人ならまだいいのですが、トラブルの原因や直し方が分からない人は多いでしょう。複雑な機械だからこそ面倒な点も多いのです。
そこで、「一番ショックだったPCトラブルはどんなモノですか?」と聞いてみたところ、いろいろな回答を貰いました。
「原因不明のトラブルでパソコンの電源が入らなくなった」
「ゲームでセーブデータが飛んだこと」
「卒業論文を書いている途中にPCが壊れた」
「夫がエロサイトを見ていてウイルスに感染。復旧しようと頑張ったが、結局PCの買い直しになった」
「雷がPCに落ち、すべてオシャカになった」
皆さんかなり大変な体験をしているようです。ウイルス感染も、夫がエロサイトを見ているときなんて……! 奥様はさぞご立腹だったことでしょう。
「PCにカミナリ落下」っていうのも一生に一度もあったらスゴイこと、驚きのショッキング体験ですね。
■一番タイムロスが多かったPCトラブルは?
それでは本題、一番時間を費やしたトラブルはどんなモノなのでしょうか。これこそ、誰もが体験するかもしれない「地味にイラつく」事件です。
「一番タイムロスがあったトラブルと、そのかかった時間を教えてください」と質問をしたところ、次のような回答をもらいました。
「HDDが壊れてしまい、ネット接続中に5秒に1回、10秒以上止まって動かなかった。トータル500時間くらい」
「PCの再インストールとサルベージで丸一日。トータルだと500時間」
「1,000時間。パソコンの初期化に時間がかかった」
「何度も再セットアップが必要になって、2,500時間かかった」
「2,400時間。電源が入らなくなって修理に出したが、3ヶ月忘れられていて、その間もネット通信料を払わなければならなかった」
一日のうちの数時間のロスならまだ辛抱もできますが、これらはケタが違います。PCトラブルは「時間とお金」がかかる可能性があり、ちょっとした覚悟が必要かもしれません。
アンケートで分かったこと、もう一つは「22%の人はPCトラブル未経験」ということです。新しいPCだったり、使う頻度が少なかったりすればまだ平気なのかもしれません。
しかし、備えあれば憂いなしです。いつデータが飛んでも大丈夫なように、重要なデータはしっかり管理しておくこと。
外部HDD2台やメーカーの異なるディスク2枚にバックアップしておくなど、自分なりの工夫をしておきましょう。
(文/齊藤カオリ)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2014年12月17日(水)
調査対象:全国30代の男女100名