好きな人ができたら、「自分の手料理を食べさせてあげたい!」と思いますよね。
この時期、外は寒い中、暖かいうちの中でササッと手料理を出せば、心も体もほっこり、さらに株も上がるというもの。
でも、張り切って作ったその料理、実は相手が喜ぶどころかガッカリしてしまっていたらどうでしょう? めちゃくちゃ辛いですよね……。
そこで、30代の男女300人に、「パートナーの手料理がまずくて困ったことはありますか?」という質問をしてみました。
すると、残念ながら15%が「ある」との結果に! たった15%とはいえ、結構いますよね! 男性も女性も同じ割合でパートナーのマズイ手料理を我慢した経験があると判明。
確かに、インターネット上でもよく「嫁の飯がマズイ」なんてエピソードが話題になるので、実際に結構いるみたいですね。
ということは、あなたのパートナーも、この15%の可能性があります。パートナーに心から手料理を喜んでもらうために、アンケートでわかったNGな手料理の傾向と対策を一緒に見ていきましょう。
■手料理は独りよがりになるとまずくなる!
どんな料理を作ると困らせてしまうのでしょうか? まず、自分では「おいしくなるはず!」と思って工夫したことが色々と裏目に出るとわかりました。
「パスタが茹ですぎてふにゃふにゃになっていた」
柔らかい方が、味にからまりやすいと思ったのでしょうか。
「カレーにアーモンド」
斬新なトッピングではありますが……。
「チャーハンがとても甘かった」
この彼女は、甘いチャーハンが好みなのですね。
「嫌いな食材が入っていた」
まさか嫌いだとは思っていなかったのでしょう。
「風邪のときに作ってくれた玉子粥が、お粥史上最強にまずかった」
栄養を考えて気持ちをこめて作ったのに……。あなたは普段、料理を作る時にこんなことをやっていませんか? どれも、作った側には悪気はありません。
ただ、食べるのは自分ではなくパートナーということを忘れているだけですよね。
それでは、どうすれば「まずい!」と思われないで、パートナーに心から喜んでもらえる料理を作ることができるのでしょうか?
次に、独りよがりにならない手料理の心得を伝授いたします。
■独りよがりにならない“手料理の心得”7つ
(1)パートナーの家庭の味を再現してみる
マザコンでもそうでなくても、子供の頃から慣れ親しんだおふくろの味に間違いはありません。カレーや出汁の味は家庭によって違うし、雑煮も土地によって違います。
機会があれば、パートナーのお母さんに彼の好きなご飯の作り方を教わっておくといいでしょう。
(2)炊き方、茹で方に気をつける
食感が好き嫌いをわけることもあります。男性が好きなラーメン屋さんでも、麺の固さが選べる時代、パートナーの好みの食感に仕上げてみましょう。
(3)好き嫌いをリサーチする 当たり前のことのなのに、意外に押し付けがちです。
例えば、酸っぱいものが苦手な男性は意外と多いもの。また、全体の味付けがよくても、苦手なものが入っているだけで、テンションは落ちます。
(4)味見をしてもらう
味の調整ができる段階で味見をしてもらいしょう。一緒に味付けしてもらえれば、最終的にまずいということにはならないはずです。
(5)薄味より気持ち濃い目に作る
白いご飯が好きな男性は多いはず。ご飯に合うのは濃い味付けです。ぼんやりとした薄味は、敬遠されがちです。
(6)定番大好きメニューはシンプルな味つけにする
男性は女性に比べ、味に保守的と言われています。カレーや唐揚げ、ハンバーグなどは、アレンジがつけやすく、つい工夫したくなりますが、まずは定番の味付けで。隠し味は小出しにしていきましょう。
(7)体調を考える風邪をひいているときや体調の悪いときは、味覚が変わることもあります。お粥やおじやを作るときは注意しましょう。
生まれも育ちも違う者同士。味覚が違うのは当然です。自分がおいしいと思うものが必ずしも相手もおいしいと思っているとは限りません。
それでも、同じご飯をおいしく共有できれば、それにこしたことはありません。最初は彼に合わせながら、時には一緒にキッチンに立ってもらって、2人のベストな味を見つけていっては?
(文/猫野うた)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2014年1月29日(木)
調査対象:全国30代の男女300名