会社員はとにかく、上司に振り回される生き物ですよね。中には、「あきらかに上司のせいで時間を無駄にさせられた」という苦い経験を持つ人もいるのではないでしょうか?
そこで、全国30代の男女300人に「上司のせいで時間の無駄をしたことはありますか?」と聞いてみました。
すると、「ある」と回答した人が32%もいました! 3人に1人です。やっぱり大勢いますね。
それでは、一体どんなことで時間を無駄にさせられたのでしょうか? とっても気になりますよね。
今回、今まで無駄にした時間や理由なども具体的に教えてもらいました。早速、アンケートに寄せられた仰天エピソードをご紹介していきましょう。
■1:話が長い上司
「こっちは集中して仕事してるのに、ずっと世間話をされた」
「人生論を長々聞かされた」
「話好きで開放してくれなかった」
「仕事に関係ない他愛もない話を何時間も聞かされた」
願わくば、せめて酒宴の席まで温めておいてほしいものです……。
■2:愚痴る上司
「仕事後の3時間、毎日小言を言われた」
「愚痴を、そばにきて1時間以上され、仕事がひとつもできなかったときは参った」
「自分がいかに大変かを延々と語り、業務時間が過ぎても帰してもらえず残業手当もつかず……」
愚痴りたいのはこっちのほうです! と逆ギレしている自分を妄想しながら聞き流すしかないのでしょうか……。
■3:計画性がない上司
「基本的にその場の発想で動く上司なので、途中で考えが変わるのはしょっちゅう。それまでやっていた仕事をやり直すこともしょっちゅう」
「言ったことがコロコロ変わった」
「何を考えているのかわからない上司で、朝出した指示を昼には覆した」
「200ページ以上の資料を入力させておいて、“やっぱりいらない”と言われた」
オオカミ中年とこっそりあだ名をつけたくなります……。
■4:入念すぎる上司
「みんなが納得していることを細かく聞いて時間が延びた」
「ミスが起こった要因を6時間くらいかけて話し合わされた」
「出張で飛行機をビジネスにするかエコノミーにするか、チケットの購入期限ぎりぎりまで決断を延ばされた」
「説明にやたら時間がかかり肝心の仕事が進まなかった」
石橋を叩いて壊すタイプですよね……。
■5:感情的な上司
「自分が間違っていても意見を曲げないので会議の意味がなかった」
「間違いを指摘したが上司としてのプライドが許さなしらしく、強引にやらされた」
かかわりたくない人ナンバーワンかも……。
■6:無責任な上司
「ものすごくたくさん。データを全消去された時は、殺したいと本気で思った。こっちは徹夜までしたというのに、本人は帰ってしまった……」
「異常があるので報告したら、上の上司に報告せずにGOサインを出した上司。そのままやっていたら結局ストップがかかって、全部台無しになった」
「説明しても耳が遠いことを理由に“わからない”と繰り返された」
「指示不足で1日電車待ちさせられた」
完全無欠の反面教師ですね。
■7:知識不足な上司
「無能な上司で、すべて面倒な仕事は私に振ってきた」
「何もわからなく、考えなしで人にすぐ聞く上司だった」
「見当違いのことを延々と言われ続けた」
なぜ上司になれたのか不思議ですよね。
■8:もはや不思議ちゃん上司
「みんなで帰るのが好きな上司は、絶対先に帰っていいと言わず、自分が帰る準備が整うまでみんなを待たせていた」
「上司がなくしたものを探しまくっていたとき、上司自身は探すこともしないで、しばらく経ってから“あれ、あったわ”とひと言。何のお詫びも礼も言わず……。ビックリしました」
「資料作りを任されたのだが、作り終えた後で別に作る必要のない資料だという事が判明。1ヶ月以上残業までしたのにということを言ったら“勉強になったでしょ”と言われて終わった」
もはや笑うしかありません。どれも悲惨なエピソードですよね。でも、中にはもしかしたら、上司としては良かれと思ってそのような行為に出ている場合もあるのかも!?
だとしたら、そうした気持ちも汲んだうえでどうしたらいいのかを考える必要がありそうです。
たとえば、話の長い上司なら、SOSのサインを同僚と決めておいて、サインを送ったら助け舟を出してもらう。
コロコロ指示が変わる上司なら、指示が変わるとモチベーションが下がってしまうということをやんわり伝えることも必要かもしれません。
指示が下手な上司には、仕事の進め方を相談するというかたちで効率的なやり方を提案してみるというのはどうでしょうか?
ともあれ、これら困った上司は立派な反面教師です。しっかりと心に刻み、自分が上司になったときには同じことをしないよう気を付けましょうね!
(文/富士峰子)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2015年1月28日 (火)
調査対象:全国30代の男女300名