よく、「男と女は脳の作りが違うので一生わかりあえない」なんて言われます。確かに、パートナーが怒っているとき、「はぁ?」と思ってしまうこともありますよね。
全国30代の男女300名に「パートナーの怒りを理解できないときはありますか?」とアンケート調査をしたところ、実際に33%の人が「ある!」と回答しました。
つまり、3人に1人は「この人は何で怒っているの?」と思ったことがあると判明。内訳は、男性35%、女性31%と、男性も女性も同じくらいの割合でした。
そう、あなたの怒りも、相手に理解されていないのです! 悲しいですよね。しかし、男性と女性では理解できない怒りポイントが違うことがわかりました。
恋人、もしくは夫婦でお互いを理解し合うために、アンケートでわかった“異性に理解されない怒り”をじっくり見ていきましょう。ぜひ、今後は以下の態度を気を付けるようにしてくださいね!
■男性は女性の怒りが全て理解不能!
怒りを理解できないときが「ある」と答えた男性は、とりあえず女性の怒りが全部わからない様子。半分くらいは、もうほとんど次のような意見でした。
「いつも理解できないので理由もわからない」
「考え方がまるで違うので理解できない」
「ちょっとした事で怒っているが何で怒っているのかも理解できない」
男性からは「どうしてそこでキレるのだろう」と常日頃から思われているみたい。いつもイライラ、プリプリと怒っている女性が相手なのでしょうか。
もしくは、そもそも女性の頭の中は理解不能ということでしょうか。これでは、いつまで経ってもわかりあえないような気がしますね。
「食べ物の匂いに敏感らしく、カップ麺でも水洗いして捨てないといけない」
「風呂からあがるといきなりキレている。 理解できない」
この、具体的にあげてくれた男性の彼女(奥さん?)は、きっとその日は、虫の居所が悪かったのでしょう。それで男性は、突然のブチキレに驚いてしまったようです。
「異性どころか同性の友達と遊びに行ってもヤキモチをやたら焼く」
「自分の態度に怒っているのは(構ってくれないなど)なんとなくわかるが、それを楽しんでいる」
ただ、女性のヤキモチからくる怒りというのは、理解できないというよりは少しかわいさを感じてくれているようで、ちょっと微笑ましい感じもします。
■女性は男性の逆ギレがとにかく嫌!
一方、女性からの言い分は男性の“逆ギレ”に対して理解できないという声が多数寄せられました。
「自分が悪いのに逆ギレすること。主人が家事を手伝わないことにたいして怒っているのに、私が悪いかのように言うこと」
「車の運転が荒いことを注意するとブチ切れる。他人の運転のケチをつけるのに、自分の非は認めない。出かけている最中なのに、機嫌が悪くなって「帰る」と言い、なだめても聞かない」
「使っていない電気を消したら、消すなと怒鳴られた」
プライドの高い男性は、女性から注意されると逆ギレしてしまうのかもしれませんね。冷静に注意したはずが、逆にめちゃくちゃ怒鳴られてしまったら「え? なんで?」と思ってしまうのも無理ありません。
「Facebookで異性と友達になっただけで怒り出した。友達関係にまで口出しされる筋合いはない」
ヤキモチからくる異性の怒りというのは、永遠に理解されにくいものなのかも。
■既婚者は子育て観のズレで揉める!
既婚男性、つまりパパからは「妻が子どもに対して、感情的になっている時。そこまで怒る必要ある?と思ってしまう」「子どもに怒るタイミングがわからない」との声があがりました。
しかし、ママからは、「子供が寝ないからといって、怒っちゃだめと言われた時」と真逆の意見が。
これはきっと、毎日子どもと向き合ってイライラがつのっているママと、その一部の場面しか見ていないパパの間に溝が生まれてしまったのでしょう。
パパからしたら「子どもにムキになっても仕方ないのになぁ」という感じかと思いますが、子どもを叱るのも親の大切な仕事。理解できないとさじを投げるのではなく、お互いにフォローしあって子育てできたらいいですね。
パートナー同士で怒りのポイントが違うというのは、仲直りするのにも時間がかかってしまいそうで、避けたいものです。
相手が急に怒りだしたときは、「この人理解できない!」とあきらめてそっぽを向くのではなく、何でわかりあえないのか冷静に分析しましょう。
そして、「何に不機嫌になっているの?」と声をかけて、解決に向けて話し合ってください。すると、どんどんお互いの怒り回数は減ってきますよ。
(文/中田蜜柑)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2015年1月28日(水)
調査対象:全国30代の男女計300名