人間だれしも喜怒哀楽の感情を抑えきれない瞬間はありますが、中でも怒りを抑えられないときというのは、自分を失ってしまいがち。
自分の怒りによって気分が落ち込んだり、イライラを溜めたりすることは健康を害する結果にもなります。
そこで、全国30代の男女300名に「怒りを抑えられないときはありますか?」というアンケートをしたところ、「ある」と答えた人は全体の63%にものぼりました。結構多いですよね……。
とても温厚な人ではない限り、たまには怒りが爆発してしまうんでしょうね。さらに、その怒りを鎮める方法についても質問したところ男女で違いが見られました。
今回は男性と女性、それぞれ紹介していきます。自分が怒った時はもちろんのこと、好きな人が怒っている時にもぜひ、以下の鎮め方を試してみてくださいね。
■男性は一人で酒やコーヒーを飲んで寝て鎮める
男性は150人中、82人が「怒りが抑えられない時がある」と回答しました。
この人達に聞いた怒りを鎮める方法、堂々の第1位は、眠ること! 男性は、気分が悪いことが起きたとき、一人で抱え込み、その事実を忘れようと眠ってしまう人が多いようです。
「一人でお酒をのむ」
「一日寝ればだいたい鎮まる」
「相手が人なら心の中で呪い殺しまくっている」
「一人でひたすらキレまくる」
「その場から離れてコーヒーを飲みながらタバコを吸う」
人知れず、静かに怒りを鎮めていく人ばかり。そして落ち着くために、酒かコーヒーをお供にしているようです。
■女性は誰かと甘いものを食べて泣いて鎮める
そして女性は、150人中107人が「怒りが抑えられない時がある」と回答しました。怒りを抑えられない女性の数は、少しだけ男性より多いですね。女性がヒステリーと言われるゆえんでしょうか。
怒りの静め方については、ほとんどが「泣いて発散する」と答えていました。「男性に泣きつく」という意見はゼロ。それがちょっと意外でした。
「部屋で大量に涙を流して疲れ切って寝る」
「甘いものを食べまくる。たまに友達に愚痴る」
「友達とファミレスでひたすら話しているうちに、笑顔になってる」
「お笑いのビデオを見る」
「わーっと大泣きして、怒りを鎮める」
「奮発してスイーツを食べる」
涙を流すことでリフレッシュしているのでしょう。甘いものを口にするのも、気分を変えるために効果的ですね! ちなみに女性は、自分なりの怒りを鎮める方法を編み出している人も多かったです。
「席を離れてトイレでじっとする。しょうがない、しょうがないとおまじないのように自分に言い聞かせる」
「私は今怒っている、ということを声に出して自覚する」
「水に触れて怒りを鎮める」
30代女性ともなると、これまでの人生で、腹の立つことが起きたらどうすれば気持ちが切り替わるか、自分でコントロールできるようになってくるのかもしれないですね。
上記の“水に触れる”というのは、すぐできるところがいいですね。言われてみると、確かにお風呂やシンクの流れる水の音や感触が、イライラした心も洗い流してくれるような気がしなくはないです。
ということは、川や滝の流水音をYouTubeで聞くのもよさげですよね。もし、他にも効果的な怒りの鎮め方をご存じの方がいたら、ぜひSNSで教えてください!
(文/中田蜜柑)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2015年1月28日(水)
調査対象:全国30代の男女300名