咳をしている人が視界に入ると、失礼ながらも「伝染されないかな」と思ってしまいませんか? とくに、手で口元を隠さない人が自分の近くでゴホゴホしていると、心配になりますよね。
そこで、全国の男女300名に「手で口を覆わないで咳をする人に、イラッとしたことありますか?」というアンケート調査を実施。
すると、54%の男女が「ある」と回答しました! もっと多いと思いましたが、意外と少ないですね。でも、少なくとも、2人に1人が無防備に咳をする人に腹を立てていると判明!
その中で、女性は64%、男性は44%という結果になりました。この数字から、女性の方が男性より不潔を嫌がりやすい、ということがよくわかりますよね。
それでは、みなさん具体的にどんなケースにイライラしているのでしょうか?
今回は、アンケートでわかった“やっちゃいけない咳の仕方”を2つご紹介します。最後まで読んで、ぜひ咳ひとつで周囲から嫌われないようにしてくださいね!
■1:限られた空間で無防備な咳はやめて!
男女共に非常に多かったが、電車やバス、職場、病院、スーパーなど、狭い空間の中で無防備に咳ゴホゴホされること。どのコメントも、嫌悪感が文面から滲み出ていました。
「電車やバスの中など、人が密集している場所での激しい咳はかなり迷惑」
「満員電車で、前に立っている人が咳をしていて、さらに煙草臭かったのでキレそうになった」
「仕事場で前の席の男性にされた。妊娠中だったのでうつらないか心配になった」
「ショッピングモールなどで、開放的に咳をする親子に腹が立つ」
「病院の待合室。明らかに風邪での来院なのに、マスクもせずに咳をしていた。こっちは予防接種なのにうつりそうで嫌だった」
「スーパーで商品を手に取りながら咳をしているおばさんがいた。とくに生鮮食品は買う気が失せる」
ちなみに、満員電車やバスでのエピソードが最も多く寄せられました。確かに、自分が気を遣っているのに、狭い空間でマスクなしの咳で菌をまき散らされたら、たまったもんじゃないですよね。
また、職場でしていると、同僚とトラブルに発展してしまう可能性大! 気を付けていきましょう。
■2:くつろぎ空間でも無防備な咳はやめて!
しかし、家庭内だったら許される、というわけでもありません。身内の前になるとすっかり気が緩んで、無防備に咳ゴホゴホしていませんか?
自分の親や子供、恋人などの親しい間柄なら、気軽に「マスクして!」「口元を隠して!」などと注意して直してくれると思いますよね? いえいえ、そんなことはありません。
実は、「身内だからこそ言っても聞いてもらえず、ストレスになっている」という声が多数寄せられたのです!
「旦那の家に帰省した時、甥が私の前の前で咳をして正面からかかり、家に帰ってから風邪がうつって頭にきた」
「元彼は家に泊まって人に風邪をうつしておいて、見舞いにも来なかった」
「うちの母親は咳をする時、絶対に手で口を覆わない。注意しても無駄だったので諦めた」
「私の父親、孫が目の前に座っているのに咳をするから、孫に風邪がうつった。嫌味で“風邪がうつった”と言っても口をふさがないので、さらにイライラ……」
「父親が食事中、インフルエンザ予防について特集しているテレビ番組を見ながら、テーブルに向って咳をしていた。“あんた、今何を見てるんだよ!”とイライラしながら食べた」
「4歳になる息子は、何度言っても手で覆わない。面白がってやっているところもあるのでイラッとする」
この人達は、「親しき仲にも礼儀あり」という言葉を知らないのでしょう。この言葉の意味を、よ~く考えてみた方がいいですよね。
もし、今まであなたも上記のような行動をしていたら、公共の場でも家庭内でも関係なく、マスクをするように! 無防備に咳ゴホゴホすると不快感を与える、ということを肝に銘じましょう!
(文/二葉)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2015年2月25日(水)
調査対象:全国30代の男女300名