あなたは誰かに「●●だよね~」と言われて、嫌な気持ちになったことはありませんか? 本当はそうじゃないのに、見た目だけで勝手に決め付けられてストレスになること、ありますよね。
そこで今回は、300人の男女に「他人から、見た目だけで“あなたって●●だよね”と勝手に自分のことを決めつけられて、イラッとしたことはありますか?」というアンケート調査を実施。
すると、「ある」と回答した人が28%もいました! 約3割の人達が、自分のことを勝手に決めつけられて憤慨してきたことが判明。
ちなみに男女別では、男性が18.6%、女性が37%という結果になりました。女性の方が男性より、他人に見た目で決め付けられて不快な思いをしやすいようです。
それでは、どんな発言がNGなのでしょうか? 自分が逆に人を決め付けて人間関係をギスギスさせてしまわないように、それぞれのエピソードを見ていきましょう。
■女性が嫌がる“決め付け発言”まとめ
まず、男性より割合が高かった女性の決め付けエピソードからご紹介します。
女性で最も多かったのが、本来の自分とは違う勝手なイメージを植え付けられて迷惑した、というもの。失礼なレッテルは貼らないようにしましょう。
「“やっぱり痩せているから神経質だよね”と言われて頭にきた」
「嫁姑の揉め事をママ友に話している時、私のことを知らないママに“あなたは我慢できなそうだもんね”と見下され、ムカついた」
「“家庭的ではない”と言われた」
「一番ムカついたのは、“運動神経がなさそう”の一言」
随分と失礼な言葉の数々ですよね。中には、「顔立ちがキツイので、黙っていると怒っているように見える時があるらしい」という女性も数名いました。確かに、そんなこと言われても困りますよね。
ただし、「マイナスなことを言わなきゃいい」というわけでもありません。悪いことではなかったとしても、相手から勝手に自分を決めつけられて嫌な気持ちになる人もいます。
褒め言葉も、よく知らない人に適当なことを言うのはやめましょう!
「よく“楽観的”と言われるが、まったく逆」
「“ストレスがなさそう”と言われ、ショック。人を傷つけないように気を遣っていたのに、怒らないように思われたみたい」
「“一見いい人そう”と言われる」
「“きれい好きそう”とか何とか……。こっちは“はぁ?”って感じ」
「大人しそうな見た目だからか、“料理できそう”とか“家事が得意そう”と言われるが実際は結婚するまでまったくできなかったので、とてもプレッシャーだったし、勝手に相手にイメージダウンされて、イラッとした」
「眼鏡をかけているだけで、“真面目、頭がいい”と思われやすい」
第一印象はそうかもしれませんが、ありきたりなイメージは傷つけてしまう恐れが……。
ちなみに、中には「シルエットのふんわりしたワンピースを着ている時、知らないおばさんに“お腹の赤ちゃんは何か月ですか?”と言われた」なんて誤解を受けた人もいました。
おめでたいこととはいえ、「何か月?」はショックですよね。
■男性が嫌がる“決め付け発言”まとめ
一方、男性のエピソードは女性ほど、イライラ感が滲み出ていませんでした。
けれども、「知ったようなことを言われるのが許せない」という声が数多く寄せられました。男性に知ったかぶりは禁物、と心に刻んでおきましょう。
「“お前にオレの何がわかるの?”と思ったことがある」
「知ったかぶりは上から目線で言われているように感じ、イラッときやすい」
「遠くから見た印象だけでわかりきったように話されると、イラッとくる」
「“見た目だけ、しかも第一印象でわかるわけないでしょう”と思った」
実際に受けた言葉よりも、関係性の浅い相手から言われると腹が立つようです。男のプライドでしょうか? また、繊細な男性陣は何に傷つくか分からない現状も伺えました。
「“優しそうだよね”と言われイラッとした。人畜無害と言われた気がした」
「“苦労を知らなそう”って言われた」
「背が高いから、人を見下ろしているよね」
「“いつも猫背だよね”にビックリした」
「ムカついた一言は、“アニメ好きそう”」
「オカマだよね」
この「オカマだよね」にはつい笑っちゃいましたが、どれもよほど仲良しじゃないとなかなか言えないような発言ばかりですよね。
「優しそう」と言われてイラつく人には、何を話せばよいのか戸惑ってしまいそうですが、基本的にあまり親しい相手ではないなら「あなたは●●だよね!」という言い方は避けた方が無難。
「どんな人に見える?」と聞かれて答える分には仕方ありませんが、それ以外は決めつけず、質問形式で聞いてみるとか、自分のことから話してみるとか、あくまで相手を傷つけない言動を心がけましょう。
人のことを分析しているつもりのあなた自身が、周りから“知ったかぶりの嫌な奴”なんて嫌煙されないように、参考にしてみてくださいね!
(文/二葉)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2015年2月25日(水)
調査対象:全国30代の男女300名