朝起きて、眠い目をこすりながら鏡の中の自分を見ると、ピーンとハネた元気な寝癖。慌てて、ビショビショに濡らしてみたりドライヤーで熱風を当てまくったりしてもダメで、迫りくる時間にイライラするばかり。
結局、全然直らなくてテンションだだ下がり、顔もうつむきがち、髪だけが上を向いて一日を過ごすはめになること、ありませんか?
ちょっと髪がハネているだけなのに、せっかく前日から用意しておいたお気に入りコーデも台無しにしてしまう、寝癖の恐るべき破壊力!
そこで今回、男女100人に寝癖の不快指数を調査してみました。すると、全体の63%は寝癖でイライラした経験があり、テンションは平均46.17%も下がってしまうことが明らかに!
気持ちの半分も残念ゾーンに持っていってしまうなんて、相当ですよね。それでは、寝癖のシチュエーションとはどんなときなのでしょうか。寄せられたコメントを下がるテンション率と一緒にご紹介します。
■男女で違う“イライラする寝癖の特徴”
男性は髪が短いヘアスタイルが主流。それで、チョコチョコした一部ハネが目立っていました。
「40%。つむじ付近の毛が立っていてとても目立つのが嫌だった」
「5%。後ろ髪がピンとハネていてイラッとした」
「40%。まるでカツラのようにハネていた」
短いと髪の重さがないので、好き放題に毛先が遊んでしまうのでしょうか。一方、女性の場合は前髪と外ハネの寝癖が多めでした。
「20%。前髪がまったく決まらず、どこにも出かけたくなかった」
「100%。前髪がうねっていて、人と話すのが億劫になりました」
「50%。内巻に乾かしても気づくと外ハネしてしまうときは生きる希望なくす」
「20%。アイロンで伸ばしても直らないときはイライラする」
髪がちょうど肩にかかる長さになると、どうしてもハネやすくなってしまいますよね。
寝癖タイプは違うとしても、共通するのは、寝癖のせいで出社意欲や外出する気力が一気に失せてしまうこと。また、デートの日はよりテンションが下がります。
しかも、「時間がないときに限って寝癖がひどい!」という意見が多く、ただでさえ忙しい朝にさらに余計な仕事が増えてトホホな気持ちに……。
とくにくせ毛や天然パーマの人は寝癖がつきやすく、より苦労していることがわかりました。
■37%が“寝癖にイライラしない”理由
でも、「寝癖が直らないぐらいではイライラしませんよ!」という強者もなんと全体の37%もいました! 寝癖でどうしようもない時、この人達の意見を参考にイライラをなくしてみましょう。
「イライラしないように寝癖の気にならない髪型にしている」
どんな髪型か知りたい!
「別に寝癖がついてしまったら結べばいいから何とも思わない」
確かに長ければ、ごまかせそうですよね。
「自分が思っているより他人は私の髪型に注目していないから」
そうなんです。そうなんですけど……。う~ん……。
「それが個性」
究極……。これぞ発想の転換ですね! 最悪、本気でテンションが下がってどうしようもなくなったときは、このように考えると開き直れるかも?
それはそうと、結局は寝癖を作らないことがいちばんなんですよね。コツとしては、前日のシャンプー後にしっかりと髪をドライヤーで乾かすこと。
その際、毛先ではなく、根元を中心に乾かすこと。意外にも髪の毛の向きを決めるのは毛先ではなく根元。例えば、外ハネを避けたいなら、髪を前に前に持っていきながら先に根元をかわかすと、ハネにくくなるのです。
他に、使っている枕も見直してみましょう。いつも同じところに寝癖がつくという人は、いつも同じところに枕が変なふうに当たっているのかも。
他には、色々な枕を試してみる価値ありです。また、ロングヘアーの場合は軽く結んで寝ると、寝癖がつきにくいですよ。
とにかく、前日夜のひと手間が、朝の気持いい一日のスタートを作るのです! 仕事で疲れているとめんどくさいですが、しっかり対策していきましょう!
(文/猫野うた)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2014年12月16日(火)
調査対象:全国30代の男女100名