同僚や取引先で「仕事がデキる」と自画自賛している人と関わると、イラっとしますよね。そこで今回は、「自分は仕事ができる」と勘違いしている社員の実態を調査。
すると、56%の人が仕事がデキると勘違いしている社員に出くわした経験があることがわかりました。しかも、そのうち約1割の人は、「大多数の社員がそうだ」と感じていることが判明!
想像以上に多くの人が迷惑な人間関係のなかで働いているのですね……。
また、社会人の皆さんなら、思わず頷いてしまうエピソードが続々寄せられたので、その一部をご紹介します。勘違い社員への対処の参考にしてくださいね!
■1:デキない奴ほど自信満々
まず、人に対して偉そうな口を利いてしまう無能社員に皆さんウンザリしている様子。
「自分は神様だと信じている人がいた」
「自分はデキると天狗になっている」
「自分はできると思い、いつでも知ったかぶりで話してくる人」
しかし、これがもっと重症化した勘違いに振り回される人も……。
「自信を出しているにもかかわらずクレームを言われる人」
「偉い人に異性として気に入られチヤホヤされていたが、実際はクレームを受けることが多い」
「お客さんからすごく信頼されていると自分で言っていたが、そのお客さんからものすごい悪口を聞かされた」
実害は勘弁して欲しいですよね。勘違い社員のエラそうな放言を聞きながら尻を拭くなんて考えられないストレスです。能ある鷹は爪を隠すというけれど、無能な社員ほどよく吠えるのですね。
■2:無能社員で退職の被害も!
さらに厄介なのは、無能なくせに人の功績は横取りする、まるでスリみたいな社員。
「部下の働きを自分の功績だと思っている上司がいました」
「嫌味だけは1人前。嫌な仕事は理由をつけて逃れて誰かに押しつけていた」
「とにかくクソ男だった周りが頑張ってから仕事ができているのに、自分の手柄にするようなタイプ」
こんなのが上司だと、部下は無気力になってしまいそうですよね。
実際に、「そいつのプレッシャーで辞めた」とのコメントも……。退職に追い込まれる人が出るほど人間関係を歪ませるって、勘違い社員の実害はヒドイもののようです。
■3:新入社員は叩かれて成長する
また、社会人歴と関係があるというご意見も多く寄せられました。
「新人、ベテランともに自分の力を過信する」
「バイトリーダーしていたくらいで他の新入社員とは違うと思い込んでいる」
「昔はほとんど新人がそうだった」
「近頃のだいたいの若い子はそうです」
「大体、2年目の男は勘違いしている」
特に新人の勘違いはよくあることのようですね。新人って、学生時代のバイトやサークル活動での自信もあるし、根拠のない希望的観測が得意な生き物。
みんな昔は新人だったからこそ、中堅の今は、“あの感じ”を俯瞰して眺めているのでしょうか。これから、厳しい現実に直面して何度も折れながら成長してゆくのですね。若いっていいなぁ~。
上記の通り、みなさん、自画自賛の勘違い社員に迷惑していることがわかりました。
もし、上司や同僚など近くに勘違い社員がいたら、せめて功績を横取りされたり、失敗を押しつけられないようにバリアを張って、被害を最小限にしたいですね。
それから、仕事で「うまくやった!」って実感することが続いても、うっかり自画自賛の勘違い社員にならないよう、気を付けましょう!
(文/茶柱ズバ子)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2014年12月25日(木)
調査対象:全国30代の男女100名