日常、なにげなく過ごしていている中で、ふと誰かに嫉妬してしまうことってよくありますよね。好きな人の元恋人だったり、女友達だったり……。
筆者などは、同じケーキを頼んだのに、友達のほうがちょっと大きかっただけで、「私より友達のほうが食べ物運いいんだ」と、そんなレベルの嫉妬をしょっちゅうしています。
嫉妬してるときって、自分ではどうしようもできなくて、なんとも心の奥が痛みますよね。
そこで、300人の男女のみなさんに、心の奥のいやらしい部分をほじくるようで申し訳ないと思いながらも、今まで誰かに嫉妬したことがあるかどうか聞いてみました。
するとなんと、48.6%、約2人に1人が「ある」と答えたのです! これはつまり、「仲良し2人組でーす」とか言っておきながら、片方は嫉妬でメラメラしている計算です。
ちなみに割合は女性55.3%、男性42%で女性においては、半数超え! 「キーッ」とハンカチを噛んでいる女性がなんて多いんでしょう。
ちなみに「嫉妬したことがない」と答えた人は、「自分と人は別物だから」「比べても仕方ない」などの大人な意見をお持ちでした。
確かにそうだけど、それがなかなかできないのが人間の性というもの……。今回、「ある」と答えた方々からお知恵拝借、嫉妬心を抑えるための方法も聞いてみたので、一緒に見ていきましょう。
■男女で違う“嫉妬の原因”
まずは敵を知ることからスタートです。男性の嫉妬2トップは、(1)仕事ができる人に嫉妬する、(2)彼女がかわいい人に嫉妬する、となりました。
「仕事ができ出世しそうな後輩に嫉妬」「とにかくかわいい女性と歩いている男を見ては嫉妬」など同等のコメントが多数。仕事が順調で彼女が美人、これが男性の理想なのでしょう。
一方、女性の嫉妬2トップは、(1)容姿端麗な人に嫉妬する、(2)幸せな結婚をした人に嫉妬する、となりました。
「美人で頭もよく要領もいい友人に嫉妬」「すぐ彼ができて適齢期で金持ちと結婚、今は2人の子供がいる典型的な幸せ家族の友人に嫉妬」など、女性は美しさと幸せな結婚を理想とする人が多いようです。
男女共に嫉妬の原因は違いますが、共通するのは、自分の理想を叶えている成功者に嫉妬しているということでした。
でも、嫉妬する気持ちはよ~くわかりますが、いつも嫉妬でくすぶっている人生なんてもったいない!
嫉妬している時の顔は険しくて、なんだかシワも増えそうです。そこで、お待たせしました。今から嫉妬をできるだけ抑える方法をご紹介いたしましょう。
■嫉妬心を抑える方法4つ
(1)その人に関わらないこと
「抑える方法はなるべくかかわらないこと」
「なるべくその人に近寄らない」
確かに、嫉妬相手を見なければ、嫉妬することもありません。負け犬のような気もしないではありませんが、自分を守るには逃げることも大事です。
大人になったら、見たくないものは見なくていいのです。心おだやかに過ごしたいなら、見ざる聞かざるを意識したほうがいいかもしれませんね。
(2)自分のほうが優れているところを探す
「その友達には持っていない自分のいいところを探すようにする」
「自分がいかに恵まれているかを思い出すようにしている」
先ほどとはうって変わって、攻めのポジティブシンキング! 自分の幸せを改めて見直す機会にもなりますよね。
小さいことでいいのです、誰にも負けない自分だけの自慢できるところがあると、自分に自信が持てて、ちょっとやそっとの嫉妬なら、撃退できますよ。
(3)見習って努力する
「自分もその人に追いつくよう努力する」
「嫉妬してしまうが、その人から学ぼうとしています」
これは男性に多い方法です。「自分、不器用ですから……」by高倉健のごとく、嫉妬相手と切磋琢磨するつもりで、嫉妬を逆手にとり今まで以上に頑張っちゃうパターンです。
嫉妬を抑えつつ、自分力アップ、なんて理想的! 嫉妬からは何も産まれないとも言いますが、これは別ですね。
(4)妄想する
「まぁ、60年後には自分も含め、世界からいなくなってるんだからと思って解消する」
「自分は違う世界にいると思いこむ」
こちらは女性に多い方法。妄想の中では、世界一のモテモテ美人にもなれるし、イケメン俳優の彼女にもなれるし、大金持ちにもなれます。
そんな妄想世界の自分に比べれば、そのへんのちょっとした美人とか屁の河童なのです。自分が幸せに思える妄想パターンをいくつか持つことをおすすめします。
ちなみに、筆者は、容姿端麗な人を見ても、あの人もしょせん中身は骸骨だからなあと考えて気をそらしています。
いかがでしたか? 少しは読者のみなさんの嫉妬心抑制の参考になったでしょうか?
ジトーッと嫉妬心が湧き出そうになったときには、ぜひとも以上の方法を思い出して、嫉妬心を抑えて気持ちよく毎日を過ごしましょう!
(文/猫野うた)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』
調査期間:2015年2月25日(水)
調査対象:全国30代の男女300名