男性の被害者は女性の5倍以上!驚愕の「ネットいじめ」最新実態

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2015.03.31

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掲示板に顔写真をさらされ卑猥な書き込みをされたり、ネット上で複数の人から誹謗中傷を受けたり……。

驚くべきことに、こうした人権侵害(いわゆるネットいじめ)が2014年、前年の671件を大きく上回り、957件も発生していたと、法務省が発表しました。なんと、前年比42.6%増!

しかも、この数字は氷山の一角。全国の法務局に相談を持ち掛けていないケースも多いでしょうから、実際の数はその何十倍にもなると見られています。

そこで今回は、大人のネットいじめの実態を明らかにするべく、30代男女300人にネットいじめ経験の有無を調査してみました。

すると、実に5.6%の人からネットいじめを受けたことがあるという答えが返ってきたのです! これは約20人に1人の割合。学校のクラスでいえば、1クラスに1人か2人は被害に合っていることになります。

しかも、意外や意外。ネットいじめを受けたことがある人は、女性より男性のほうが断然多いこともわかったのです。女性は3%なのに対し、なんと男性は14%! 約5倍も多いではないですか!

世の中では、圧倒的に少女がネットいじめで自殺やら悩みやらが話題になっているのに、調べたら大人では男性が多かったなんて、ビックリですよね。

なぜ、男性のほうがネットいじめにあうのでしょう? 今回の調査では、その理由を解き明かす最新事情が判明しました。以下で詳しく見ていきましょう。

■大人の男性が被害に合う衝撃的な理由3つ

男性に限っていえば、男性が持つ気質や心理がネットいじめに深く関わっていることが明らかになりました。

(1)男性は和を乱す奴が嫌いだから

男性は仲間意識が強いため、LINEグループなどで誰かひとりが変わった言動を取ったり、たとえ軽度であっても批判めいた発言を言ったりすれば、それらはイコール、集団を乱すことを意味します。

そのような人をネット上で仲間外れにすれば、集団を守り、ほかのメンバーとの連帯を深めることができますよね。それで、“調和を保つ”という正義の名のもとに、男性同士のネットいじめが増殖するわけです。

(2)男性はケンカが好きだから

男性は女性よりも攻撃的で暴力的。ネットの世界でも黙ってはいられないのが男性のほう。相手が気に入らない、カチンときたとなると、激しく攻撃します。

その腹いせとして、ネット上にあることないこと書かれたり、個人情報をバラされたりというネットいじめが起きてくるのです。

(3)男性はプライドが高いだから

今回の調査では、有能性の証明欲求が強く、プライドが高い男性がいじめ被害を訴える傾向があることもわかりました。

「社内メールで晒し者にされた」「努力を無視された」など正当に評価されない事態をプライドが許すはずはありません!

そういった現実から逃避するため、「自分はいじめられている」、つまり被害者だと思ってしまうのです。

■大人の女性が被害に遭うのは負の感情から

『いじめから子供を守ろうネットワーク』調べでは、18歳未満のネットいじめの被害者は約99%が女子!

多くの少女がネットいじめで悩み、自殺に追い込まれたりしているのに、大人の世界ではネットいじめ被害者は男性のほうが多いわけです。

それでは、大人の女性が受けるネットいじめにはどんな特徴があるのでしょうか。今回の調査では、ネットいじめに合ったことがあると答えた女性はわずか3%でした。

しかし、それ以外の人でも、はっきりと「ネットいじめを受けた」という認識はないものの、「思い当たるふしはある」「気づいていないだけかも……」と、いじめの気配をうっすら感じている人が多かったです。

女性が受けるネットいじめは、嫉妬にかられて悪口を書くなど、相手の感情的なこじれが原因で発生します。

例えば、「自分は試験に合格、女友達は不合格となってしまい、その日からネットいじめがはじまった」という人もいました。

「つらつらとでっち上げの悪口を書かれ」、挙句の果てには「あの人には裏切られた!」など、怨念を飛ばすようなレベルに。怖いですよね……。

もしネットいじめの被害に合った場合には、しかるべき対処をすることが大切です。

『NEVERまとめ』の「【ネットいじめ】ネット上に自分の個人情報が!?でも削除依頼ってどうやるの?」には、ネットいじめを受けた際、書いた人間を特定したり、書き込みの削除依頼をする方法が詳しく紹介されています。

掲示板やSNSで誹謗中傷されたのであれば、その運営者(管理人)に書き込みの削除を求めることができる、とのこと。自分から削除を求めることが難しい場合は、法務局か警察のサイバー犯罪窓口に相談するという方法もあります。

SNS、LINEなどのツールはたしかに便利ですが、反面、闇があるのも事実。自分が気をつければ完全に防げるというものではありません。しかし、せめて自己防衛の意味を込めて、情報の公開には十分に注意を払いたいですね。

(文/虫本ハギー)

 

【調査概要】

調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』

調査期間:2015年2月25日(水)

調査対象:全国30代の男女300名

 

【参考】

【ネットいじめ】ネット上に自分の個人情報が!?でも削除依頼ってどうやるの? -NAVERまとめ

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