コンビニに行ったら絶対コーラを買っちゃうとか、コーヒーを飲まない朝なんてありえないとか、みなさんもハマっている飲み物ってありませんか?
30代の男女300人にちょっと尋ねてみたところ、約40%の人から、ハマっている飲み物が「ある」という答えが返ってきました。
しかもこの調査結果から、みなさんがハマっている飲み物の多くが、体に害をもたらす飲み物であることが判明したのです!
具体的にはどんな飲み物が危ないのでしょうか? ランキング上位を詳しく説明していきましょう。
■5位:紅茶
紅茶って癒し系の飲み物というイメージがありますが、イギリスのニュースサイト『Daily Mail Online』は、紅茶も選び方次第では危険な飲み物になってしまうとの研究結果を発表しています。
いわゆるプライベートブランドの安い紅茶から、健康に害を与えるレベルのフッ化物が検出されたのです。フッ化物とは、摂取量が多すぎると、筋力低下、腎障害などの健康被害を引き起こす物質。
お茶の木はもともと成長とともに土から吸収したフッ化物を蓄積していくため、若い葉よりも成熟した葉のほうがフッ化物を多く含みます。
紅茶は若い葉に価値があるとされ、高品質なスペシャルティ紅茶に使われますが、成熟した葉は価値が低いとされ、廉価で取引されます。その結果、安い紅茶にはフッ化物が多く含まれることになるのです。
■4位:ビール
暑い日にビール、飲みたくなりますよね。しかし、『カラダカラ』の「水分補給にならないどころか…ビールは危険!」は、最悪の場合ビールが死を招くこともある、と報じています。
お酒を飲むとトイレが近くなりますが、これはアルコールには尿の量の調整を妨げる作用があるため起きる現象。
お風呂あがりに水分補給のつもりでビールをぐびぐび飲む人もいますが、結局は尿の量をコントロールできず、ビールで摂取した水分は体の外に排出されてしまいます。
特にビールにはカリウムが多く含まれているため、利尿作用が高く、激しい脱水状態が進んで、血液はドロドロ、血流がどんどん滞ることも。その結果、血管が詰まり、最悪の場合、死亡することもあるのです。
■3位:炭酸飲料
サイダーのような炭酸飲料、スカッとしますよね。でも、糖分摂りすぎになりやすいです。
『糖尿病ネットワーク』の「暑い日に飲みたい清涼飲料 気になる糖分はどれくらい」によると、炭酸飲料と砂糖水を同程度の糖度で比べると、「炭酸飲料のほうがさわやかでおいしい反面、甘さに物足りなさを感じる」ことが判明。
炭酸のしゅわしゅわが、舌の感覚を鈍らせ、甘さを感じにくくしています。そして、いかんせん爽やかでおいしいため、飲むことが習慣化してしまいがち。
すると、ますます舌が鈍感になり、気づかないうちにかなりの糖分を摂取してしまうことになるのです。
糖分の過剰摂取は肥満などを招きますが、アメリカの研究で、1日に4缶以上炭酸飲料を飲む人は、まったく飲まない人よりうつ病発症リスクが30%も高いことが明らかになってます。
「毎日500mlの炭酸飲料を3本は飲んでいる」という人もいますが、明らかに飲みすぎです!
■2位:コーラ&ペプシ
炭酸飲料と同様、コーラやペプシも糖分の取り過ぎが懸念材料ではあるのですが、もっとも警告したいのが0カロリーの弊害です。
今回のアンケートでは、「コーラとはいえ0カロリーだから安心して飲んじゃってます」という声が複数寄せられました。
でも驚くべきことに、むしろ0カロリーのほうが危ないんです! 0カロリーのいわゆるダイエット飲料には砂糖の代わりに人口甘味料が使われています。
人工甘味料を摂取し続けると、内臓異常、ポリープ発生などの被害があらわれ、また、ホルモンに異常をきたして、満腹感を感じなくなるという恐ろしい現象を招くこともあるんです。
もはや食欲は底なし! 0カロリーだからダイエットに最適と思っていたら大間違いですよ!
■1位:コーヒー
コーヒーを飲み過ぎると、コーヒーを飲まないと頭がぼーっとする、だるい、吐き気がするなど、顕著な禁断症状があらわれることもあります。
さらには、コーヒーの刺激によって脳が興奮状態になり、イライラしやすくなるという弊害も。加えて、妊娠時にコーヒーをたくさん飲むと、胎児の発育が遅れるという危険性もあるんです!
出産関連でいえば、コーヒーミルクを入れて飲んだ場合、胎児の体重減少、流産、男性の精子減少などを引き起こすことも……。
原因はコーヒーミルクに含まれているトランス脂肪酸。トランス脂肪酸はマーガリンなどにも含まれる物質ですが、各国が規制に乗り出すほど、危険視されています。
ブラックで飲むよりコーヒーミルクを入れたほうが胃にやさしそうなイメージがありますが、それは単なる思い込み!
飲み物って、体にいいか悪いか、あまり考えないで無意識に飲んでしまうことが多いですよね。でも、一日で多くの量を摂取しているので、正しい情報を得るようにしていきませんか?
(文/虫本ハギー)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『リサーチプラス』
調査期間:2015年2月26日(木)
調査対象:全国30代の男女300名
【参考】