仕事をしていると、いろいろと辛いことがありますよね。ある意味いちばん困るのは、仕事がキツイということ以上に、職場の人間関係がキツイということではないでしょうか。
いくら仕事がハードでも、親身になってくれる良い仲間に囲まれていたら、日々の苦労はきっと成長につながるはずです。やはり人間関係って重要ですよね。
そこで、30代の男女100人に、職場の人間関係トラブルについて質問してみました。
すると、54%もの人達がトラブルに巻き込まれたことがあると判明。2人に1人です。ほぼ全員かと思っていましたが、意外と少ないですね……。
しかし、闇は奥深いことが明らかになりました。この人達にトラブル回数を聞いてみたところ、数えきれないほど常にトラブルを抱えているという人が1割も存在していたこともわかったのです!
なんということでしょう……。現代の職場はパワハラがオンパレード化しているとでもいうのでしょうか?
■社会人のヒドイいじめ事情
断トツに多かったのがいじめでした。社会人になっても、やはりいじめは絶えないようです……。
「意見を言ったら、次の日から完全無視。仕事を教えてくれなかった」
「新入りで右も左もわからない状態のとき、挨拶しても無視され、仕事も全く教えてもらえなかった」
「お局にあることないこと吹聴された」
「ヒステリックな先輩に、八つ当たり的に意味もなくいじわるされ続けていた」
「何故だか嫌われて休憩室にいたら電気を消されたり、子どもみたいな嫌がらせをされた」
「共用の冷蔵庫に入れていたペットボトル飲料をぶちまけられた」
「仲間はずれ。食事にみんな行っていたのに一人だけ取り残された。何も知らず、自分はいない人達をひたすら探していた」
あと、女性の多い職場でのいじめ、ひがみによるいじめをあげる人が目立ちました。分別ある社会人だからこそ、余計タチが悪いとも言えますよね。
■恐ろしいパワハラの実情
そしてやはり、パワハラによるトラブルを訴える人が目立ちました。
「上司から仕事の効率が悪いと殴られたこと」
「新人時、ろくに仕事も教えてくれなかったのに、仕事ができていないことを怒る上司がいて疲弊しました」
「失敗したときに脳みそ腐ってるのか!と罵声をあびた」
「上司に日々パワハラを受け、パニック障害になってしばらく働けなくなった」
他には、厄介な人とかかわったことで嫌な思いをしたという人も……。
「仕事ができない男性から“偉そうだ”と言われ喧嘩になった」
「告白されしつこくつきまとわれた」
「常識を知らない挙動不審な人がいて、注意しようにも30過ぎの年上なうえ被害者意識の強い人だったので、下手に注意できずかなりのストレスだった」
う~ん、変な人ってどこにでもいますよね。
ともあれ、体調を崩してしまっては元も子もありません。たとえ相手が上司であっても、そのやり方が目に余るようなら勇気を出して何らかの措置をとりましょう!
その際、感情的になって突き進まず、信頼のできる人に相談するなど、いったん冷静さを取り戻してから作戦を練ることが大切ですよ!
(文/富士峰子)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『リサーチプラス』
調査期間:2014年12月25日(木)
調査対象:全国30代の男女100名