40歳を超えると女性より男性の方が記憶力低下してしまうと判明

  • LINEで送る
2015.04.05

shutterstock_128088629

あなたは自分の脳に自信がありますか? 実は40歳を超えた男女の記憶力において、女性のほうが男性より優れていることが証明されたのです!

アメリカのテレビ局『KMOV』が発表したニュースから、女性が記憶力に優れている理由や誰でも簡単にできる脳のアンチエイジング法を紹介します。

■男性の脳は女性よりも小さめ

メイヨー・クリニックのジャック・クリフォード医師率いる研究チームは、人は30歳を過ぎると記憶力が衰え始め、全般的に40歳を超えると男性の脳は記憶力・大きさ共に女性に比べて劣ることを突き止めました。

調査の対象者は、通常の認知能力のある35歳から90歳までの1246人。

クリフォード医師によると、年齢と共に脳が委縮し記憶力が衰えるのは驚くことではないそうです。

しかし、女性の脳が男性に比べて小さいにも関わらず、記憶を司る脳の器官・海馬と言語記憶が優れていることは大発見であり、さらに60歳を超えた男性については海馬が女性より小さいことも判明しました。

■女性の脳が男性に勝る理由

まず、主な理由に別名・美人ホルモンと言われるエストロゲンが挙げられます。

「高血圧症、骨粗しょう症、心臓病、尿路感染症から女性を守るエストロゲンは、脳も保護してくれる作用があり、エストロゲンがない男性についてはなす術がない」とクリフォード医師は述べています。

ちなみに、女性の中には閉経のため50歳までにエストロゲンがなくなってしまう人もいますが、だからといってすぐに影響がなくなるわけではありません。

毎月、生理痛で不快な思いをしている女性達も多いわけですが、エストロゲンの役割を知ると少しは憂鬱な気分にも目を瞑れそうですね。

一方、神経学者のチャールズ・デカルリ博士は「エストロゲンだけでなく、プロゲステロン、黄体形成ホルモン、血液量も関係している。そもそも男性は女性と同レベルの記憶水準を達成することはできず、それは男女の脳がそれぞれ異なった方法で発達するからである。

さらに人類学的にみて、女性は本来の進化に止まらず必要な情報を察知し記憶するために脳機能を自ずと発達させてきたが、男性はそういった側面を持ち得ていないという結果にもつながる」と述べています。

女性と男性では脳の結合や連携が異なることは既にわかっています。例えば、男性は1つのことにしか集中できないのに対し、女性は幅広く物事を認識し周囲のあらゆる変化に敏感ですよね。

他にも、女性は血管疾患に対するリスクが少ないことが挙げられます。

クリフォード医師は「高血圧、糖尿病、喫煙など、昔から男性は女性よりもかなり高いリスク要因を持っていて、血管に害を与えるものは同時に脳にも害を与える」と説明しています。

■脳のアンチエイジング法

今回、もう1つの大きな発見は、記憶低下とアルツハイマー病など脳疾患にあまり関連性がないこと。

クリフォード医師は「中年期に見られる記憶や脳梁の異変は、潜在的なアルツハイマー病のためであると考えられます。もしあなたが50歳か60歳になってリストの中身を忘れたり、人の名前が思い出せなくても、自分がアルツハイマーではないかと危機感を持つ必要はない」と忠告しています。

つまり、脳も歳を取るわけで記憶力低下はあくまで老齢化による脳の衰えなのです。

そこでクリフォード医師が勧めるのは、健康的な生活習慣の他に身体と脳両方のエクササイズをすること。例えば、外国語の習得やピアノ・ギターのレッスン、油絵を描くなど……。

何か新しいことを学ぶと、脳が元気になります。また、日常的にエアロビクスを30分くらい行うことも効果的な方法だそうです。脳が衰えてしまう前に、ぜひ生活の中に取り入れてみましょう!

(文/二葉)

 

【参考】

Men’s memories worse than women’s, especially with age-KMOV.com

関連記事