暇さえあればついつい開いてしまうスマホ。寝る前のひととき、儀式のようにスマホを開いてから……という人も多いのではないでしょうか?
気がついたら、ものすごく時間がたっているし、次の日の朝は土偶のような顔になっているしで、激しく後悔するのにやめられない悪しき習慣。
そこで、今回、30代男女300人に、寝る前にスマホを開かない夜はあるかどうか聞いてみました。
結果は約40%の人があると回答! 男性34%、女性46.6%で、女性のおよそ半数もの人は、寝る前にスマホを開かない夜もあることがわかりました。
が、裏をかえせば、毎晩開くと答えた人が約60%もいるんですよね。この人たちの中には、「寝る前のスマホ習慣をやめたいな」と思っている人もいるはずでは?
ふと気になって、その参考のためにと、開かないと答えた人たちに、さらに「どんな時にスマホをいじらないで眠りますか?」とも聞いてみました。
その理由をトップ3にまとめましたので、一緒に見て行きましょう。
■寝る前にスマホを開かない理由トップ3
[1位]疲れて眠いから
「すっごく眠い時。特に仕事で徹夜した後はスマホを見る気力なし」
「疲れがピークに達しているときはスマホを見る元気もなく眠る」
「疲れていて睡魔が強い時はスマホを見る気にならない」
眠気と疲れは、いろんなことへのやる気をそぎますが、スマホに関してはいいことのようです。こういう時は、素直に身体の声に従って、そのまま眠ってしまうのが正解ですよね。
くれぐれも、目を血ばしらせながら、疲れた身体に鞭打ってまでスマホを見てはいけません。
そんなに疲れる日なんてない!という人は、日中に適度な運動をしたり、寝る前のエクササイズなど、ベッドに入るとバタンキューになるような習慣をあえて作ってみましょう。
[2位]酔っ払っているから
「酔っ払って帰ってきたとき」
「飲み会から帰ってきたとき」
「たくさんお酒を飲んだとき」
酔っ払うのも、スマホを見る気力を失います。手元がブレて、上手く操作できないという物理的に無理という状態になっていることもあるでしょう。
酔っ払うのがいいのか、スマホを見る方がいいのか、どちらがいいのかはビミョーなところですが……。
[3位]寝る前のスマホがよくないことを知っているから
「入眠の妨げになると知ってから寝る前には開かないようにしている」
「眠りが浅いので、ベッドではなるべくテレビやスマホなどの光を見ないようにしている」
「見ると眠れなくなるのでほとんど見ない」
この理由が1位であってほしかった。これぞ大人の意見! 大人の鏡です! この自制心こそ、大事なのです。
これを持つことが、いちばん難しいことでもあるのですが、自分の身体のことは自分が一番よく知っています。
すぐに開いちゃう人は、スマホの害をいつも念頭に、この自分を守る、自分を大切にする気持ち、参考にしてみてください。
■寝る前にスマホ見ないようにする方法
寝る前のスマホが習慣になっている人の中には「つい見てしまう」「眠くても一度は開く」とたいした理由もなく開く人がほとんど。
「だったら見ないでおきましょう!」と口では簡単に言えるのですが、なかなか実際は難しい現実。中には、「だいたいそれで寝付けなくなる」とわかっているのにやめられない人もいました。
また、アラームを合わせるからという意見もチラチラありましたが、このさい、アナログ生活カムバック、昔ながらの目覚まし時計を導入してみてはいかがでしょう?
スマホやPCから発せられる光はブルーライトといって、この光が目に大きな負担をかけることは有名ですよね。
また体内時計が狂い、睡眠障害を起こすとも言われています。健康に悪いことがわかりきっている、夜の寝る前スマホ。あの次の日の目のショボショボ感は明らかに美容にも大敵です。
いろいろ引いても足しても、見ないで寝ることが一番なのです! 寝る前にスマホを見なければいけない、確固たる理由がありますか? よーく考えてみてください。
まずは、寝室に携帯と充電器を置かないことからしてみては? それでも、すぐ開いちゃうそこのあなた、せめて、ブルーライトカットできるアプリを使って目をいたわってあげてください。
(文/猫野うた)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『リサーチプラス』
調査期間:2015年3月25日(水)
調査対象:全国30代の男女300名