知っておくと少し賢くなれる「意外と奥深いお茶のトリビア」10個

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2015.04.10

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今や私たちの生活に欠かせない存在の“お茶”。

今回は、誰もが思わず「へぇー」とつぶやいてしまう、お茶に関するトリビア10個を紹介します。知っておくと少し賢くなって、お茶を飲むのがますます好きになれますよ!

■1:お茶の摂取国世界1位はトルコ

お茶と言えば中国やイギリスのイメージが強いですが、世界で最も熱心にお茶を飲むのはトルコ。トルコ人はチャイが大好きで、一日に10杯20杯飲むチャイ好きが沢山。

また、トルコ人が飲み始めたチャイの茶葉は日本から持ち込まれたという逸話もあります。

■2:続く世界2位はアイルランド

紅茶の消費料が世界一のアイルランドが、お茶摂取量世界第2位。アイルランドでは、カップ&ソーサーではなく、マグカップでガブガブ飲むのが習慣です。

■3:お茶の発見者は中国の伝説に登場する皇帝・神農(しんのう)

緑茶の起源は紀元前2737年。山野に生える百草一つ一つを、毒になるのか薬になるのか自分の身体で確かめ、その効用を人々に伝えていた皇帝・神農が発見したと言われています。

そして、お茶は飲み物というより、薬として飲まれていました。

■4:ティーバッグには100年以上の歴史アリ

今日のティーバッグの前身は、茶葉を詰めたモスリン(ガーゼのような綿素材)の小袋だといわれています。このモスリンの手縫いのティーバッグの起源は1903年にまで遡り、1904年から商業的に発売されました。

大変実用的なので、第一次世界大戦中のドイツでは兵士たちに供給され、彼らは“茶の爆弾”と呼んでとても喜んでいたそうです。

■5:お茶の生産国世界1位はダントツで中国

毎年170万トンのお茶を生産している中国はダントツの世界一。続いて、インドが100万トン。3位はケニアで40万トン。日本はというと、9万トンで第10位です。

日本で作られているのは緑茶が殆どですが、中国では、緑茶、紅茶、ウーロン茶をはじめ種類豊富な茶葉が栽培されています。

■6:イギリスでポピュラーな紅茶の飲み方は意外にも“ティーバックでミルクティ”

日本人が一日に何杯もお茶を飲むように、イギリス人は一日に何倍も紅茶を飲みます。

しかし、私たちが想像している“ポットに茶葉を入れ、美しいカップで飲む”スタイルとは大いに異なり、96%がティーバッグ。そして、98%がミルクを入れて飲んでいます。

■7:世界でお茶はコーヒーの約3倍も飲まれている

お茶とコーヒーの1杯あたりに使う量をそれぞれ2g、10gとして計算すると、世界中で毎日、お茶59億杯、コーヒー22億杯分にあたる量が生産されていることになります。つまり、飲まれる量では、お茶がコーヒーの約3倍。

都会でコーヒーを楽しむ人たちは、世界全体から見れば少数派であり、貧富を問わず、誰にとっても身近な点がお茶の強みだと言われています。

■8:元ファーストレディの名言「女性はティーバックのようなものだ

米国の第32代大統領フランクリン・ルーズベルト(1933年就任)の夫人であり、国連代表も務めたエレノア・ルーズベルトは「女性はティーバッグのようなものだ。熱い湯に入れるまで、どれだけ強いか知ることはない」という名言を残しています。

1920年頃からティーバックが急速に一般家庭に広がったといわれるアメリカの時代背景も窺えます。

■9:20世紀で2番目に最も演奏された曲『二人でお茶を』

誰もが耳にしたことがあり、ジャズのスタンダードナンバーでもあの名曲は『二人でお茶を』というタイトル。(気になる方はぜひ検索を)

この曲は日本でもCM等でよく起用され、20世紀に世界中で2番目に最も演奏された曲。ちなみに、1番目は『ハッピーバースデー・トゥー・ユー』です。

■10:第二次世界大戦までシベリアではお茶の塊が通貨だった

シベリアで通貨代わりに使用されていたお茶の塊は、磚茶(たんちゃ)、もしくは団茶(だんちゃ)と呼ばれるもの。

紅茶や緑茶の屑を蒸して型に入れて圧搾して干し固めたもので、その形が磚(中国の煉瓦)に似ていて、輸送に最適でした。茶葉の塊を削って煮出して飲むこのタイプのお茶で、現在もよく知られているのはプーアール茶です。

いかがでしたか?

お茶にまつわる豆知識が10個、増えたのではないでしょうか。明日から、お茶を飲む時にはこれらのエピソードを一つでも、ぼんやり思い出してみて下さい。いつもとはひと味違った、深い味わい方ができますよ。

(文/おおしまかずみ)

 

【参考】

Emily Kearns(2015)『Tea: A Miscellany Steeped with Trivia, History and Recipes』 Summersdale Publishers

Top 10 facts about tea-Daily Express

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