10人に4人の若い女性が性交渉を強制されている実態が明らかに

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2015.04.15

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今、日本では彼氏や夫からの暴力がよく問題になっていますよね。中には、無理に性的な行為をされて裁判沙汰になるケースも……。それで離婚騒動になっている芸能人もいるくらい、DVは身近なテーマ。

しかし、日本だけの問題ではないのです。なんと、イギリスの少女10人中4人以上が性交渉を強いられている事実が、ヨーロッパ5ヶ国で13~17歳の少女4,500人を対象に行われた調査で明らかに……。

さらに、イギリスの少女達22%がボーイフレンドから、平手打ちやパンチ、首を絞められたり、物で殴られたりする肉体的な暴力や脅迫を経験していることが判明しました。

今回は、イギリスの新聞『The Guardian』Web版から、決して他人事ではない少年少女の性事情をお伝えします。

■イギリスの少年4割が非常にステレオタイプな意見を賛同

日本では男尊女卑的な考えが根強く、未だに女性に対して支配的な男性が大勢いますが、決して国内だけではなかったのです。

ブリストル大学の政策大学院付属家族政策児童福祉センター上席研究員であるクリスティーン・バーター博士は「この調査結果は、若者たちの恋愛関係における暴力や虐待が、ヨーロッパ全体で実生活やインターネット上問わず、大きな問題になっていることを表しています。

しかし、依然多くの国ではこの問題が認知されておらず、若者たちが必要な救援や適切な支援なしに置き去りにされています」と警告しています。

性交渉を強制するだけではありません。14~17歳のイギリスの少年達39%は、定期的にポルノを閲覧。

そして、18%が「女性が男性に対して忠実でないならば、叩いてもいい」「女性は男性を誘惑しておいて、男性が魅かれるとそれに文句を言う」という意見に強く賛同していることもわかっているのです。

女性に対して、ステレオタイプな考え方を持つ少年が5人に1人近くいるということ。これはDV経験のパーセンテージ同様、無視できない数字です。

■イギリスの少年少女5割以上が性的なメールやりとり経験

日本ではよく若者のSNSの使い方が議論されていますが、海の向こうでも同じような問題を抱えていました。

特定の相手がいるティーンエイジャー達は、「パートナーがインターネット上の自分の行動や態度をSNSなどを通して監視し、支配してる」と回答。このような行動が、実生活での虐待に通じます。

また、今回の調査では、若者の恋愛関係において、暴力や虐待で性的な画像や文章を送りつける傾向が倍以上になっている事実も判明。

イギリスの1,001人の少年少女のうち、44%の少年と32%の少女が「性的な画像や文章を自分のボーイフレンドやガールフレンドに送ったことがある」と回答。

そして、性的な画像や文章を送ったことがある少女の中には、「それをボーイフレンド以外の人たちとも共有した」とも言っているのです!

イギリスの少年少女の約半数近くはこのようなメッセージのやりとり経験者で、27%が「それを相手に強要された」と感じていることが明らかになっています。

本調査の共同執筆者で、セントラル・ランカシャー大学で社会福祉事業を専門とするニッキー・スタンレー教授は、「教育と普及活動で男子によるステレオタイプな言動や考え方の問題に取り組み、そしてこの事態に関連する法律を若い人たちや彼らの親、そして教育関係者に分かりやすく広めていく必要があるでしょう」とコメント。

さらに、児童虐待防止のための国民協会所属のクレア・リリー氏も「本調査によって虐待の実態が明らかになったので、政府は早急に、法律のもと全ての子供が健全な性教育を受けられるよう整備すべきです。

少女に対する性的搾取や性的暴力について、偏見のないカリキュラムを教育現場でもっと取り入れる必要があります」と語っています。

多感な時期にステレオタイプな考え方が染み付くと、取り返しのつかない事態になりかねません。一人でも悲しい思いをするを少女を減らすために、一度みなさんも性教育のあり方を考えてみませんか?

(文/Zoe)

 

【参考】

Four in 10 teenage girls coerced into sex acts, survey finds-The Guardian

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