ライブやコンサートは、お気に入りのアーティストを生で見ることができるファンにとっては絶好のチャンス。でも会場によっては、豆粒ぐらいしか見えない席になることも……。
「目が合うかもしれない!」という妄想はまんまと打ち砕かれ、おろしたてのお気に入り服がむなしく感じる瞬間です。
そういう場合はたいがい大きくて客席数が多い会場なのですが、よく●●万人動員ってニュースで言われても、よっぽどの会場フリークじゃない限り、比べる基準がないのでピンとこないですよね。
そこで今回、日本のライブやコンサートで使われる会場を収容人数の多い順にトップ10にしてみました。これらは、人気がないと利用できない会場です。まずは、10位からどうぞ!
■10位:『京セラドーム大阪』(48,000人)
いわゆる5大ドームのひとつです。最近では、福山雅治、嵐、関ジャニなどが5大ドームツアーを開催しています。住宅地に隣接しているうえに、地盤が軟弱なため、ジャンプ禁止の会場としても知られています。
■9位:『宮城スタジアム』(49,133人)
宮城県にある県営の施設です。今年でいえば、2月の福山雅治からスタートし、GLAY、ミスチル、ビーズ、NEWS。
そして、4月はサザンオールスターズとそのあともコブクロ、浜崎あゆみと、超豪華ラインナップが続々公演する、夢のような会場です。
■8位:『味の素スタジアムor長居スタジアム』(50,000人)
調布市にある『味の素スタジアム』では元AKB48の大島優子が卒業コンサートをしました。
大阪市の『長居スタジアム』では今年8月に福山雅治がデビュー25周年ライブを公演します。ちなみに、ドームツアーのようにスタジアムツアーというのもあります。
■7位:『エコパスタジアム』(50,889人)
2002年にFIFAワールドカップが開催された、豊かな自然に中にある会場です。スポーツ競技だけでなく、コンサートでも利用されていて、過去にはEXILEが公演しました。
■6位:『福岡ヤフオク!ドーム 』(52,000人)
こちらも5大ドームのひとつです。収容人数では6位ですが、広さは、屋内では九州最大規模、さらにドーム球場の中では1位です。4月はももクロ、今後は3代目J Soul Brothers、B´zなどが公演します。
■5位:『甲子園球場』(53,000人)
高校野球のイメージが半端ありませんが、夏の風物詩アーティストともいえるTUBEは、ここで毎年コンサートを開催しています。ちなみにJR甲子園口駅は駅名から球場に近いと思われがちですが、実際はかなり遠いそうです。
■4位:『東京ドーム』(55,000人)
5大ドーム最大の収容人数を誇ります。元旦は、ジャニーズ年越しライブの流れでKinKi Kidsが毎年コンサートを開催しています。
2014年の開催アーティストを見るだけでも、SMAP、嵐、関ジャニ、キスマイ、AKB48などそうそうたる顔ぶれがこぞって公演。圧巻です。
■3位:『神戸ユニバー記念競技場』(60,000人)
2013年に5年ぶりに復活したサザンオールスターズが35周年ライブをやったことでも有名なこの会場。また、過去にはB´zやEXILEも公演していました。中途半端な人気者ではたちうちできない会場です。
■2位:『国立競技場』(60,057人)
国立競技場といえば嵐ですよね。2008年から2013年まで6年連続開催という偉業を成し遂げました。
惜しまれつつ取り壊されましたが、行ったことのある人も多いはずなので、比較しやすいため今回ランキングに入れました。野外会場ならではの気持ちよさ、雨での盛り上がりが懐かしい。
■1位:『日産スタジアム』(72,327人)
ダントツ1位に輝いたのは、ワールドカップの際に作られた横浜市にある、このスタジアム! 昨年8月には海外発アーティストとして、東方神起が公演を行いました。
7月には、誰もが認める今一番の人気アーティスト、セカオワのライブがあり、ネット上でも盛り上がっています。
このランキングを見ていくと、コンサートに行く前の心構えもできるし、アーティストの人気っぷりもわかるのではないでしょうか。
反対に、このランキングに入っていた会場で頻繁に開催していたのに、最近はめっきりしていないアーティストは、残念ながら人気に陰りが出てきているのかも……。
今後のコンサートを楽しむためにぜひ参考にしてみてくださいね。
(文/猫野うた)