実は1年で2920時間しかない「自分の時間」の有意義な使い方

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2015.05.09

suzie.20150509

『努力が勝手に続いてしまう。—偏差値30からケンブリッジに受かった「ラクすぎる」努力術』(塚本亮著、ダイヤモンド社)の著者は、「偏差値30」の状態から、短期間で同志社大学、ケンブリッジ大学大学院に合格したという人物。

本書ではそんな驚異的な実績と最新の心理学に基づき、楽で効率的な「努力術」を説いているわけです。

きょうはChapter 1「『努力』という意識を捨てる」のなかから、時間の使い方について書かれた「『2920時間』の使い方をざっくり決める」を引き出してみます。

◼︎自由な時間は1年間で2920時間だけ!

人間に与えられている時間は平等で、1年間なら8760時間。睡眠時間を1日8時間とすると、活動に使えるのは5840時間。さらに学生や社会人なら、学校や仕事に半分の時間を使うため、残りは2920時間。

つまり、1年間のうちで自分のために使える時間は、最大でも全時間の3分の1程度しかないという計算。しかし逆に考えると、約2920時間は自分でコントロールして使える時間だということにもなります。

◼︎「自分に変えられること」をしよう

でも、もしそれでも足りないなら、なんらかの工夫をしてコントロールできる時間を増やさなければなりません。また、自分自身をコントロールすることも大切。

などと書いてしまうと難しそうに思えるかもしれませんが、自分をコントロールすることは、他人をコントロールするよりもずっと楽。

また、「自分で自分に素直になる」ということもコントロールのひとつだと著者はいいます。

著者自身も高校時代は「自分にはできることがなにもない」と思っていたものの、本を読むようになってから、さまざまなことを克服したそう。読書によって、自分をコントロールしたのです。

その結果として気づいたのは、どんな人にも「自分に変えられること」は必ずあるということ。

具体的には、自分にできないことがあったとしても、それを事実として受け止める。そして「できる人」に話を聞いて、受けたアドバイスをそのまま実行してみる。そうすれば、新しいことも素直に取り入れられるわけです。

◼︎成功している人とそうでない人の差

事実、そんなことを繰り返した末に行き着いたのは、「なにかを成し遂げている人とそうでない人との差は、『努力の差』ではなく、ものごとに対する『素直さの差』なのではないか」という思いだったとか。

こういう考えに触れた際、「なるほど」と思っても、実際に行動に移す人は少ないはず。だからこそ、そこで「差」が生まれるということです。

人にアドバイスを求めない人は、プライドが高いのだと著者は分析しています。しかし成功を重ねている人は、無理なくアドバイスを求めることができるもの。

そんなことも含め、さまざまなことを「軽い気持ち」で試しているからこそ、差をつけられる。そうすれば結果的には、「2920時間」をより有効に使えるわけです。

(文/印南敦史)

 

【参考】

※塚本亮(2015)『努力が勝手に続いてしまう。—偏差値30からケンブリッジに受かった「ラクすぎる」努力術』ダイヤモンド社

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