あなたは毎日何杯のコーヒーを飲みますか? 朝起きてすぐ、仕事中、カフェでコーヒーが欠かせない、という方も多いのではないでしょうか。
コーヒーには健康に良い効果があります。数々の研究で、コーヒーを飲むことで、血圧を下げることや、血中脂質を低下させることに役立つと報告されています。さらにカフェインは脂肪燃焼を促進する効果があるとも言われていますよね。
ただし、これらの効果はコーヒーから来るのであって、コーヒーに加えられるミルクや砂糖、シロップではありません。
もし砂糖やシロップなどを含むコーヒーを頻繁に飲むなら、少しずつ脂肪を蓄えているかも……? それではコーヒーを飲むときには、どんなことに気をつければよいのでしょうか。
■カフェインやカロリー摂取量に要注意
海外ニュースサイト『Stuff.co.nz』によると、1日1~2杯のコーヒーなら全く問題はありません。ですが、コーヒーを飲むときには、カフェインやカロリー摂取量を気にした方が良いといいます。
そしてどんな場合も、大きなサイズのコーヒーは必要ありません。牛乳や砂糖入りのビッグサイズのコーヒーは、少量の食事と同じぐらいのカロリーになります。
「ダイエットをしているのに、痩せない」と嘆いている人がいますが、それはもしかすると1日に2杯以上の甘いコーヒーを飲んでいるからかもしれません。
もし食事中にコーヒーが欠かせない人は、ストレートの紅茶かハーブティー、またはブラックコーヒーを選ぶと良いでしょう。カフェインは摂取することになりますが、カロリーを気にすることはありません。
そして、もし4~5カップ以上のコーヒーを毎日飲んでいるようなら、神経系や睡眠習慣に悪影響が出たりするので要注意です。
大人は1日300mg以下のカフェイン摂取を目標としましょう。これは、コーヒーや紅茶2~3杯です。
ちなみにコーヒーは、飲み方ひとつで違います。次に、コーヒーの種類ごとの太らない飲み方をチェックしてみましょう。以下は、全てスモールサイズの場合です。
■ぶくぶく太らないコーヒーの飲み方9つ
(1)フラットホワイトで飲む場合
エスプレッソのダブルショットとスチームミルクを注いだコーヒー。約120キロカロリーで、脂質が7g。無脂肪乳に変えると、約70カロリーまで減ります。ただし、脂質は満腹感を持続することに役立ちます。
(2)ラテで飲む場合
シングルかダブルショットのエスプレッソに、スチームミルクを注いだコーヒー。
フルファットのフラットホワイトの栄養素含有量と同様に約120キロカロリーで、脂質が7g。無脂肪乳ベースにすると、約70キロカロリーで無脂肪です。
(3)カプチーノで飲む場合
1ショットのエスプレッソに、3分の1のミルクと、3分の1の泡立てたフォームミルク。
約110キロカロリーで脂質が6gと、フラットホワイトやラテよりは若干カロリーが低いですが、無脂肪乳にするとより低カロリーです。
(4)マキアートで飲む場合
ダブルショット(時々シングルショット)のコーヒーに、少量のミルクを入れたもの。加えるミルクの種類によって異なりますが、13~18キロカロリーです。
ただし、このコーヒーの場合は、砂糖を入れる人が多く、すると小さじ1杯の砂糖で約15キロカロリー増えることになるので気を付けましょう。
(5)ピッコロラテで飲む場合
ラテの小さいサイズ。通常は約45キロカロリーですが、無脂肪乳に変えると約25キロカロリーになります。
(6)モカで飲む場合
ラテにチョコレートシロップを加えたコーヒー。約160カロリーで6gの脂質。無脂肪乳だと約100キロカロリーになります。
(7)ソイラテで飲む場合
牛乳の代わりに豆乳を使ったラテです。3gの脂質で、約80キロカロリーです。砂糖を入れないようにしましょう。
(8)チャイラテで飲む場合
小さいサイズのチャイラテは約130キロカロリーで、2gの脂質です。砂糖ではなく、体にいいシナモンをたっぷり入れましょう。
(9)ロング・ブラックorショート・ブラックで飲む
ダブルショット(時々シングルショット)のエスプレッソに、お湯を加えて薄められたのがロング・ブラック、ストレートで提供されるのがショート・ブラックになります。
ミルクや砂糖なしなら約4キロカロリーです。
ダイエット中の方は、ブラックコーヒーを飲むか、無脂肪乳や低脂肪乳に変えてカロリーを減らすようにすると良いでしょう。またカフェインの摂取量にも気をつけながら、コーヒーを楽しんでくださいね。
(文/椎名恵麻)
【参考】
※How to enjoy coffee without harming your waistline-Stuff.co.nz