こんな条件なら即辞めたい!ブラック企業の厳しすぎるルール5つ

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2015.05.25

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会社にはルールが必要です。でも、もしそのルールが従業員にとって不利益なものだったら?

日本では、安い賃金で長時間働かせたり、厳しいノルマやサービス残業をしたり、悪しきルールを持つ会社がブラック企業と呼ばれ、深刻な社会問題になっています。

今月15日には、厚生労働省がこうした企業を行政指導の段階で公表すると発表し、話題になりました。そんなブラック企業問題、アメリカにも存在しているようです。

今回はアメリカの一般大衆紙『USA TODAY』を参考に、アメリカ国内で問題視される企業5社の悪しきルールについて見てみましょう。日本とはちょっと感覚が違うところもあり、興味深い内容ですよ。

■1:ディズニー社「ひげは6.35ミリまで」

最初に名前が挙がったのは意外にも、ウォルト・ディズニー社。その理由は、1950年代にカリフォルニア州に最初のディズニーランドをオープンさせた時から2012年まで、ひげが厳禁だったから。

現在でも、入社したその日から4分の1インチ(6.35ミリ)以内に保たなければならないそう。とはいえ、日本では髪型や身だしなみのルールがある会社は少なくないですし、そんなにブラックには感じないですよね。

このディズニー社のランクインは、ファッションが自己表現の一部であるアメリカならではの反応なのかもしれません。

■2:UBS「43ページある服装ルールブックの内容遵守」

2つ目も、ファッションに関連するルール。スイスに本拠を置く国際銀行UBSのアメリカ法人では、服装や化粧など身だしなみのルールだけで43ページに及ぶ冊子が作られているのです!

ルールを全て覚えるまで時間がかかりそうですよね……。しかし同行では、「服装をきちんとすることは、個人の魅力を高めるし、お客様の信用にもつながるし、よいことづくめ」としています。

ちなみに、ファッションブランド『アバクロンビー&フィッチ』にも厳格なファッションルールが。

男性はジーンズの履きこなし方、女性はシャツの襟やスカートのひだの数など、スタイルを細かく規定しています。ここまで徹底されると、確かにちょっと窮屈かも……。

■3:ノードストローム「返品はレシートなしでもOK」

次は、ワシントン州シアトルに本店のある、大型チェーンデパート『ノードストローム』のルールです。このデパートがランクインした原因は“返品ルール”。

驚くべきことに、返品を受け付ける際に、購入時のレシート提示を求めないのです! そのおかげで、返品受付時に消費者との間でトラブルになることはほとんどありません。

しかし『USA TODAY』は、これを「悪しきルール」と断じています。店側が消費者にだまされる原因になっているというのです。中には、あくどい返品希望をする消費者もいそうですよね。

実際、こうした詐欺行為によるアメリカ全土での損失は、昨年1年間だけで1兆3,310億円。この損失が会社の利益を圧迫し、そのしわ寄せが従業員の給料削減を招いているとなれば、“悪しきルール”と言えるでしょう。

■4:ISS「金属探知機を通る25分間は無給」

4つ目は、人材派遣会社インテグリティ・スタッフィング・ソリューションズ(ISS)のルールです。この会社は、インターネット通販大手『アマゾン・ドット・コム』管連の倉庫で働くスタッフの採用・管理を代行しています。

ISSの倉庫では、商品の盗難防止のため業務の終わりにスタッフ全員に金属探知器を通るよう義務付けています。毎日通るときに25分程度を要しますが、この時間には賃金が発生していないのです!

それで、この件は裁判に発展したものの、「金属探知器のプロセスは直接の業務ではないので企業側は賃金を払う必要がない」という企業側に立った結論に落ち着きました。

■5:ABC「週末に休むと給料3万円以上カット」

最後は、アリゾナ州のレストラン『エイミーズ・ベイキング・カンパニー(ABC)』ルールです。このレストランは、従業員ととんでもない契約を交わしていたことが発覚、注目を浴びました。

契約の内容は、「週末や休日も強制的に働かせること。それができなければ、給料から週250ドル(約30,250円)をカットすること」など。

さらに、お皿を割ったり料理を焦がしたりした場合も“本人の不注意”として、さらに給料をカットしていたのです! これは確かにブラック企業ですよね! すぐに辞めたくなりそうです……。

会社のルールは、従業員が働きやすい環境のためにあるべきもの。社会の目も“悪しきルール”には厳しくなってきています。みなさんの職場には、納得できないルールはありませんか?

少しでも「おかしい」と思ったら、声に出すことも大事です。時には自分の職場のルールを再点検してみることも、もっと働きやすい職場を作るために有効ですよ。

(文/よりみちこ)

 

【参考】

5 of the worst company policies of all time-USA TODAY

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