炭水化物抜きはNG!医学博士が語る「本当に効率的な脂肪燃焼」

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2015.05.28

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ダイエットに励む人にとって、カロリーは切っても切れないもの。お菓子やジュースを買う時は、必ず表示されているカロリーをチェックするという人も多いのではないでしょうか。

でも、そもそもカロリーってどんなものなのでしょう? カロリー消費とカロリー摂取とありますが、イマイチ体の中でどうなっているのか、わかりにくいですよね。

そこで今日は、理学博士と医学博士の著者がカロリーというものさしで世の中のあらゆる現象を説明している『なんでもカロリー換算』(竹内薫・丸山篤史著、PHP研究所)から、カロリー消費の仕組みをご紹介します。

仕組みが分かれば、効率的に脂肪を燃焼できるようになります! すると、今まで三日坊主になりがちなだったダイエットもうまくいくように……! さっそく、見ていきましょう。

■脂肪燃焼は炭水化物の食べ方がカギ

まずは、脂肪燃焼の仕組みから。人間の脂肪は1グラムあたり約7kcalです。単純計算では、体の活動で7kcalを消費して、脂肪だけが燃焼すれば、体重が1グラム減るということになります。

しかし、体は脂肪だけを燃焼するのではありません。先に消費されるのはブドウ糖です。ご飯やパンなどの炭水化物からできるブドウ糖があれば、それが先に消費され、その次に脂肪を消費します。

だから、炭水化物を控えるのがダイエットに効果的とされているのです! ただ、炭水化物を全く食べないのはNG。ブドウ糖が不足するとイライラしたり、集中力や注意力が散漫になってミスが増えたりします。

それに低血糖の状態が続くと、体は脂肪だけではなく、筋肉を分解して必要なブドウ糖をつくろうとします。でも、筋肉が落ちてしまうと基礎代謝が落ちるので、痩せにくい体になってしまうのです!

そのため、炭水化物をとるのは朝と昼にして、夜は控えるというふうに調整すると効率よくダイエットをすることができます。炭水化物をとらない時は野菜や肉、魚などを組み合わせてバランスよく食べるようにしましょう。

■ゆっくり食べれば脂肪をためない体に

もう1つのポイントは、何食かに分けてゆっくり食べること。1時間あたりに体が消費できるカロリーには限界があるので、それ以上のカロリーをとると、余ったカロリーが蓄積されてしまうのです。

そして、それは脂肪などに変換されてしまいます。ですから、1日に必要なカロリーであっても、朝昼晩にきちんと分けて食べることが大切です。

そして、早食いは厳禁。脳は、胃がふくらむことと血糖値が上がることによって満腹を感じます。血糖値が上がるのは時間がかかるので、早食いをするとなかなか満腹にならず食べ過ぎてしまうのです。

また、食べ過ぎが続けば胃が広がるので、適量の食事では満腹にならなくなってしまいます。実は、ゆっくり食べることは、必要以上に食べ過ぎるのを防げるのです!

カロリー消費の仕組み、いかがでしたか?

脂肪燃焼のコツがよくわかりましたよね。脂肪をためないためには、炭水化物を朝と昼にとる、食事を何食かに分けてとる、ゆっくり食べることは、すぐにできますよね。

もっと詳しく知りたい方はぜひ、竹内薫・丸山篤史著『なんでもカロリー換算』を手に取ってみてくださいね! 正しい知識があれば、ダイエットの失敗がなくなっていきますよ。

(文/平野鞠)

 

【参考】

竹内薫・丸山篤史(2013)『なんでもカロリー計算』PHP研究所

カロリーの本質について科学的な話に触れながらも愉快に読めるカロリー本の決定版。

「パソコンのワンクリックは何カロリー?」「フィギュアスケート三回転半ジャンプは何カロリー?」から始まり、宇宙の事象までカロリー計算。カロリーで世界の見方がガラリと変わる本。

竹内薫・丸山篤史(2015)『99.996%はスルー 進化と脳の情報学』講談社

また今年の2月19日に出版された、この本も好評発売中。うまく情報をスルーしつつ、自分はスルーされないための基本情報が書かれている。

竹内薫・丸山篤史(2015)『老化に効く!科学』ベストセラーズ

物理学・医学・生物学、さらには哲学まで含めたあらゆる見地から、「老化」にアプローチした本。

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