1日30分運動するだけで「しない人より5年長生きできる」と判明

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2015.06.03

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日本人は、女性の方が男性より平均寿命が長いことで有名ですよね。それでも、できればずっとパートナーと一緒に元気で過ごしたいと思いませんか?

そんなあなたにうれしいニュースがあります。男性は軽い運動をするだけで長生きする、というデータが発表されたのです!

それも1日たった30分でOK! これくらいなら、ずっと続けられそうな気がしますよね。今回は、英語圏で今話題の長寿に関する調査結果を『LiveScience』よりご紹介します。

■軽い運動を30分するだけ!

なんと週に6日間30分の運動をすることにより、死亡するリスクが40%も低くなると言うのです。この調査は、60代から70代の男性を対象に12年間かけて行われました。

調査を行った研究者は、たとえ現在70歳を超えていても、運動は寿命に大いに関係してくると語っています。いつ始めても遅いということはないのです。

運動が健康に与える影響は非常に大きいのだそう。その効果はなんと、タバコを吸っている人が禁煙するのと同じくらいなのだとか!

タバコが体に悪いのは知られていますが、運動するのは禁煙と同じくらい影響があるとは、驚きですよね。研究者は、政府では禁煙を推奨するのと同じくらい運動も推奨すべきだと主張しています。

■運動習慣の影響力は絶大!

これは、ノルウェーのオスロ大学での調査結果がベースになっています。

1973年に開始され、1923~1932年にノルウェーで生まれた男性を対象に、身長、体重、コレステロール値、血圧、喫煙歴と1週間の運動量が継続して調査されました。

2000年に、15,000人のうち健在だったおよそ6,000人に関するデータの分析がスタート。そのデータに注目した研究者が、そこからさらに12年間、対象者をモニターしたのです。

今度は対象者は運動の習慣に関して、4つのグループに分けられました。

(1)ほとんど運動しない(テレビを見たり、本を読んだりして過ごすことが多い)

(2)軽い運動をする(週に4時間程度、歩いたり自転車に乗ったりするなどの軽い運動をする)

(3)やや激しい運動をする(週に4時間程度、スポーツやガーデニングなど運動量の多い活動をする)

(4)激しい運動をする(週に何度も激しいスポーツやトレーニングなどの運動をする)

12年間のモニター期間で、5,738人中2,154人が亡くなりました。軽い運動は寿命に影響しないかに思われましたが、「ほとんど運動しない」人と比べると、32~56%死亡率が低いことが判明。

様々な要因によって違うので幅のある数字になっていますが、運動による効果があるということは確かなよう。週に1時間以下の軽い運動でも違いがあるのだとか。

また、激しい運動をする人は他とくらべて23~37%ほど、心臓病を含む疾患での死亡率が低いことがわかったのです。

■激しい運動は特に効果的!

調査をした研究者によると、ポイントは激しい運動。

汗をかくような激しい運動は、多ければ多いほど死亡率が低かったのです。激しい運動は心臓に負担がかかって、体に悪そうな気がしますが、そんなことはないんですね。

調査では、年齢によってリスクの上がる病気などの要因を加味しても、軽くても何か運動する人は、ずっと座っている人よりも、平均して5年ほど長生きするという結果になりました。

ここから、週6日、30分以上、軽くてもいいので運動する人は長生きする傾向にある、という結論が導き出されたのです。

もちろん、これは観察研究なので、長生きが運動する時間に関係しているのか、他の要因によるのか、はっきりとは言えない部分もあります。

2000年に改めて調査を開始した時点で健在だった被験者たちはそもそも他の人より健康だったのではないか、という意見も出ています。

とはいえ、その差は歴然。運動して悪いこともないでしょうから、やってみた方がよさそうです。豊かな暮らしに健康は欠かせません。あなたのダイエットも兼ねて、今日からパートナーと運動してみては?

(文/和洲太郎)

 

【参考】

30 Minutes of Daily Exercise Helps Men Live Longer-LiveScience

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